赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

いすみ鉄道・キハ52オーナー体験試乗会

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この24日の日曜日に行われた、いすみ鉄道のオーナー会員向けに行われた キハ52体験試乗会
行ってきました。 出発が朝の9:28大多喜駅と東京から行くにはこんな時間にJRの特急もない時間帯。
それでも行きたければ朝の5時台に何本か各停を乗り継いで行かなければ間に合わない時間帯なのですが
キハ52-125にとってはこれがいすみ鉄道に来て ” 最初の賃走 ” なので矢も盾もたまらず行ってきました。
 
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9:25に普通列車
大多喜駅に到着。
キハ52の発車まで3分!
あわてて受付をすまし
ふりかえると青空の下
キレイにお色直しされた
キハ52-125がやってきた!
どのくらいキレイになったか
表題の写真と12月12日
のWELCOME撮影会の記事
の写真を比べてみてください。
これはいすみ鉄道社員の
愛と努力の結晶です!!
 
 
 
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 車内はこんなカンジ。外観は完全にキレイになってますが、室内は導入時のままでこれもいい雰囲気です!
 
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9:28 大多喜発
車掌席で車内アナウンスを
行っているのはほかでもない
いすみ鉄道の鳥塚社長!
駅長帽を被ってはっぴ姿。
この日いちばん楽しんでた
ひとかもしれないね 笑
キハ52はまず終点の
上総中野駅に向かいます。
当面の間は大多喜~大原間
のみの運行になるので
この区間に乗れるのは
超貴重になりま~す!
 
 
 
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そんなわけでこののどかな
上総中野駅の風景は
ま、きわめてレアなわけです。
この手前にはい鉄で最高勾配
の25パーミルがありますが
老兵でも山登りのスペシャリストでツインエンジンのキハ52には
さもないこと。
ヂーゼルの音も軽やかに
うれしそうにカリカリいって
通過しました♪~
9:48上総中野駅
若干の撮影タイムののち
9:54折り返し出発
 
 出発してしばらくするとけたたましい長いタイフォン音とともに急停車!!
ちいさなアクシデント発生。 季節は春、ここ大多喜の地は名物 タケノコ狩りのシーズンもたけなわ。
窓からようすを見ると、タケノコ狩りの家族が竹やぶに向かい線路を横断した模様。 なにごともなくてホッ・・・
 
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10:14 折り返して
大多喜駅に再び戻る。
そこで積み込まれたのは
なんと ” 昭和のお茶 ”。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 そして10:29国吉着。
ここでお弁当が積込まれる。
これが大本営発表となった
その名も ” 忠勝 弁当”
 昨年10月にあった懐石列車
と同じくテーマは地産地消
タダモノではない厚く大きな
とんかつに添えられたのは
大原名物の太っいタコの足と
大多喜の名産品、竹の子。
ご飯も車窓の田んぼで取れた大多喜米を使うこだわり。
この駅弁はキハ52運行日に
予約可能な早朝一便の料金
2500円にも含まれます。
単品での売価は1000円。
これは安いっ!
 
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忠勝弁当を食べ終わるころに
訓練中の車内アテンダント
オーナーひとりに2枚ずつ
記念ポストカードを配布。
一枚は保存用に。
もう一枚は大切なひとに?
 
 
 
 
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10:57 大原駅着。
当分のあいだキハ52は
この駅と大多喜駅間の
運行となる。
この場面だけみるとなんだか
ほんとうに昭和の海水浴臨時
みたいですね。
11:12 大多喜に向けて発車
 ここで茶目っ気たっぷりに
鳥塚社長、大糸線時代の
ワンマンアナウンスを流す。
” つぎは根知~ 
    つぎは信濃大町~ ”
乗客はみな笑顔です。
 
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11:32 ふたたび国吉駅
この日もまたそうでしたが
52の運行日は常にここで
10分間の撮影タイムが。
オーナー会員に混ざって
地元の方やい鉄応援団も
まざって和やかな雰囲気。
52もなんだかうれしそう。
このホームにはピクニック
テーブルやムーミン谷の
住民の人形なんかもあって
乗るだけじゃなくデイライトで
トレインウォッチングなんかも
楽しそうでございます。
 
 
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さて、楽しい時間は短いもの。
11:53 きょうの終点である
大多喜駅に再び到着。
目当ての車両が走り去ってく
のを見送るのはいつの日も
なんだかなごり惜しいですね
 
 
 
 
たっぷりキハ52に2時間半も乗車した春の日の日曜日。
鉄道ファンとしてこんなに楽しい、そして待ちに待った幸せな一日はほかにありませんでした。
 
しかしその影で。 大多喜駅構内には第三セクター鉄道同士お互いに交流のある鉄道の仲間で
大震災の被害に合ったひたちなか海浜鉄道三陸鉄道の被害状況の写真が展示してありました。
それでも線路を付け替えれば復興できそうなひたちなか海浜鉄道はまだよいほうですが
津波でほぼ全域にわたり、高架ごと根こそぎ消滅してしまった三陸鉄道は・・・   言葉がありません。
写真を見て、いたたまれない気持ちになり、いすみ鉄道売店で在庫を引き受けて販売しているという
両鉄道のグッズと、販売の利益をそのまま両鉄道に、という復興支援切符セットをおみやげに
またチャリティーとして、この年のメモリアルとして購入しきょうのところは大多喜の地をあとにしました。
 
きょうはほんとうに楽しい一日を企画してくれたいすみ鉄道のみなさんに心からお礼を申し上げます。
 
いすみ鉄道から日本を元気にするというスローガン。
このキハ52-125は95年の姫川集中豪雨で所属していた大糸線が休線に追いこまれたものの
大幅にルートを変更されての奇跡の復興。
さらに昨年は糸魚川にあった赤レンガの家を失い、同時に引退。そして解体の危機からよみがえった
キハ52ー125がこんどは ” 悪運の女神 ” として次は日本を元気にするパワーを発信してくれることに
ことしは期待して見守りたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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   そうですよねっ、社長!!
         ( いや、すばらしい笑顔じゃありませんか!)
     キハ52導入という大仕事、おつかれさまでした!!
                      &ありがとう!!!