赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

テイスティング技術向上のためのテイスティング会            日本のモルトウイスキーを理解する         スコッチ文化研究所

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半年ほど前からウイスキーの勉強を始めています。


いままでは蒸留所のセミナーを受講したり

中野にあるモルト専門のバー、サウスパークさんでバーテンダーの田中さんと

目の前のウイスキーについて印象を合わせたりという方法をとっていてましたが

今回初めて国内唯一の常設ウイスキースクールである

スコッチ文化研究所内にあるウイスキースクール西麻布で毎月行われている

” テイスティング技術向上のためのテイスティング会 ”

に参加してみました。

今月のテーマは   ” 日本のモルトウイスキーを理解する ” 

講師は神楽坂のバー Fingal のオーナーバーテンダー 谷嶋 元宏氏。

セミナーの進めかたはブラインドにされた5種類のシングルモルト

① 自分の感じ方を 外観、アロマ、味わい、度数、銘柄、で記入

② 他の参加者と発表形式でこれらを比較

③ 谷嶋氏のティスティングを発表
    その上でそのウイスキーの個性を特定していく

という方法で2時間進められました。

自分以外の参加者は約1年このセミナーを毎月受講しているということで

谷嶋氏には開始前にいろいろご配慮いただきましたが

普段からサウスパークでのレクチャーが功を奏したのか

そう的外れな発表にもならずひと安心。

今回のひとつの成果として自分の感覚の傾向として

弱めのピート香と樽香を混同する傾向があることがわかりました。

また、サントリーモルトはいちばんの個性として多層的。

洗練されたやわらかい立ち香、バランスのよさ、上品。

ニッカは単層的だが重厚で沈んだ香り、もっさりとした果実香、

厚みとボリューム感のあるフレーバー。

富士御殿場は低めの度数で熟成されたことに起因する

人工的なニュアンスのエステリーさを持つ、などなど。。

このほかの国内蒸留所についても各々の特徴について説明があり

国内全蒸留所訪問を行っている途中の自分としては

初めてのテイスティングセミナーとしては理解しやすい

ちょうどよい機会になったと思います。


谷嶋さん、参加者の皆さんありがとうございました。。



















































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普段からよく親しんでいる山崎、白州ですら
いざブラインドになってみるとなかなかわからないものです。
またニッカとサントリーの明確な個性の違いもわかり
竹鶴氏が袂を分けた理由も企業コンセプトの違いとしてよくわかりました。