次回シリーズとなるNHK朝の連続テレビ小説に
ニッカ創業者である竹鶴氏とリタ夫人の物語が取り上げられることから
2014年の主役になるであろう、宮城峡と余市ノンエイジの印象を見てみます。
まずは宮城峡から。。
テイスティングノート
香り 立ちはひじょうにいい シッカリと主張してくる印象
フローラル、サフランのような強い香り
ハナを近づけて果実香、フレッシュな赤いリンゴ
奥のほうに樽のニュアンス、木香
味わい 香りの印象がそのまま
最初はフレッシュな若いリンゴの酸味が広がり
後半は甘さにかわっていく、飲み進むとさらに甘くカンジる
ハナにおだやかなフローラルが抜ける
余韻 後味から余韻まで滑らかな甘さが続く、おだやか、短め
酒質が太いことからだれにでもわかりやすいシングルモルト。
初心者でもフローラルっぽい華やかな香りと
若いリンゴのようなあまずっぱい爽やかさはカンジ取れると思います。
マリアージュとしてはダシ巻き卵や煮物なんかとあわせると
奥から樽のニュアンスが前面に出てくるのがおもしろい。
ただ、刺身なんかにあわせるとおたがいにケンカしちゃうかな。
キレイに伸びるのでシングルモルトだけど水割りやロックでも大丈夫。
とくにロックでは氷の解ける割合に応じて味が変化するのを充分楽しめます。
ニッカの特徴として熟成年数が変わっても一貫してその個性を貫いています。
ノンエイジでも10年でも12年でも15年でもその方向性は同じです。
スコッチ文化研究所のテイスティング会でもお世話になっている
谷嶋元宏さんは以前、ニッカの特集でこのボトルを
” コストパフォーマンスの高さが際立つノンエイジは、家飲みにピッタリ ”
と高く評価しており、これだけのものが実売1500円で飲めるのは嬉しいですね。