赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

3テツの隠れたヒーロー カシオCA003

イメージ 1

ここのところEメールでもダイレクトメールでも
やけにスマートフォンのお勧めが目に付くようになりました。
思い当たるフシはなるほど、いま使っている携帯電話がちょうど2年目。
分割の支払いが終わる時期なので au がその出所なんでしょう。

でもそんなこといわれたって買い替えの意思なんてサラサラありません。
なんせ、このいま使っているカシオCA003のカメラ機能は
は3テツの中では2年たったいまでも、かなり大きい存在感があるからなのです。

こんなカメラ付き携帯電話を?? と思われるかもしれませんが
カシオが主力カメラのEXILIMの名を冠するだけのことはあります。

では、信じられない人のためいくつかの作例を。。



イメージ 2


これは昨年9月11日に登場間もない
いすみ鉄道 伊勢えび弁当をレポートしたときの写真です。
なにもいわなければ、これが携帯電話からの投稿とわかる人はいるでしょうか?

もちろん伊勢海老の赤を際立たせるために多少彩度を上げてはありますが
撮影後の加工はほんのそれだけです。
このイセエビの赤、バランの透明度、木製テーブルの質感はどうでしょうか?

この写真はそのまま鉄道ホビダスの 極めつけの駅弁図鑑 にも採用され
                                    http://rail.hobidas.com/travel/ekiben/
伊勢えび弁当が初めてパブリシティーに取り上げられるという
すばらしい大金星をこのCA003は上げてくれたのです。
ここからもわかるようにCA003はたいへん優れたマクロ機能を持っています。

3テツは鉄道旅をテーマにしたブログですから駅弁は重要な構成要素。
マクロ機能に優れたCA003は頼もしい相棒です。
ただしストロボがついていないので揺れる車内ではどうしてもブレは避けられなく
撮影は停車中に限られ、つぎの停車駅までおいしいお弁当を前にして
10分も20分もなかなか食べられないのが難点ではありますが・・・ 笑!

では、本題の鉄道写真はどうでしょうか?
CA003のレンズは EXILIM 28mm WIDE LENS 1:2.8 f=4.6mm と書いてあります。
携帯電話のイメージサークルの対比はよくわかりませんが
PENと比較してみると、おそらくこの28mmというのが
35mmカメラでいう焦点距離になっているように思います。
28mmというのは乗り鉄写真で構内撮影をするのに最適なレンズです。
35mmでは駅によってはホーム端で車両を撮るのに少々せまい。
かといって20mmでは画面が歪むので四角い鉄道車両には不向きです。

とはいえ携帯のオマケのカメラ。

そりゃ動いている編成写真の撮影にはムリがありますが
順光で比較的明るい構内写真では、なかなかの実力を見せます。

イメージ 3

これは滝川駅構内で発車前の2429Dを撮影したものです。 (許可を得て撮影)
前日から続く雪空なので、CA003はキチンと暗ぼったい雰囲気を描写しています。
ただし、釧路支社カラーのグリーンのストライプは
実際にはもっとビビッドに映えて見えたような気もします。

イメージ 4

そんなわけですこしだけ加工してみたのが下の写真。
グリーンのストライプを目で見たカンジに近づけるために彩度をひとレベルアップ。
また、PCのTFT液晶モニターにそのまま画像をアップすると
コントラストが淡くなりがちなので23%ほどコントラストをアップしました。
そうしてもなお、鑑賞に耐えるのはCA003の画像が
最初から豊かなグラデーションを持っているからに他なりません。
また、拡大して見ると、向かって右のラウンドガラスの写り込みは
ひじょうにシャープで、別の記事でこれと同じアングルから撮影した
PENの画像に負けていないばかりか、むしろこちらのほうがシャープ?

友人の携帯とかとよく比較して見るのですが
多くの携帯電話のカメラのレンズは表面にコーティングされているものは
サイバーショットとかのカメラの名が冠されたもの以外、ほとんどありません。
が、CA003のものはグリーンとイエローの2色が見えることからもわかるように
マルチコートが施されています。 

これはもう携帯の領域を超えている。
やはりEXILIMの名は伊達じゃないようですね。


また、カメラつき携帯というジャンルから
不期遭遇戦に対する適応力も求められます。

イメージ 5

この写真は、会社で当直中にヒマであちこちウェブで遊んでいたら
翌日に木村裕子さんのイベントがあることがわかり
勤め帰りにヨコハマまで行ったときのスナップです。

室内での動きのある場面ですからカメラつき携帯ではかなりしんどい場面ですが
CA003は二つ折りの筐体を裏返せば、完全にデジカメ形態になるので
決メポーズをしっかり構えて撮れば、そうそうはブレのない写真が撮れます。

イメージ 6

この形態にすればコンデジと機能的にはなんら変わらない
機能も多彩である



以上のような作例からもわかるように
登場から2年たっても、まだまだCA003の実力は一線級。
ストロボがないのと、AEがプログラムAEのみという制約はありますが
いつでもどこでもカメラを持ち歩いているという便利さ。
また、最近ではこのYahooブログが携帯モバイルからも
アップできるようになったということからも
まだまだカメラつき携帯というジャンルを超えた実力を持つ
カシオCA003は手放せそうになく、スマートフォンはまだ何年も先になりそうです。

でもEXILIMスマートフォンなんてのが出れば飛びついちゃうでしょうけどね!