昨日は会社の温泉旅行。
出発が早朝でウイスキーはコンビニで買うしかなく山崎NAを。
登場時に買ったこれは、まだ私のテイスティング技術が未熟だったせいか
” ? ” という印象だけだったのですが
1日紙コップのロックでベビーボトルと付き合ううちにいろいろ見えてきました。
テイスティングノート
外観・色
濃いゴールド クリア 輝き普通 粘性よい
香り・アロマ
立ちは普通~ややよい 爽やかなドライレーズン
香りを取りにいって砂糖菓子 バター スコッチケーキ
味わい
アタックで強い樽のニュアンス 心地よいといっていい範囲の木の渋み
真ん中でワイン樽由来と思われるタンニン 甘すぎないベリー系
ハナに抜いてイチゴクリーム
余韻
暖かい やや長め 少々のスパイス
オンザロックスで
香りは粉っぽいモルティが加わる フレッシュな苺
味わいとして苺 紅茶
ロックで飲むとあと味にピートそのものっぽいニュアンスがあるが
これは山崎全般のテイスティングで陥りやすい落とし穴。
甘くてモルティなホッグスヘッド原酒が樽のニュアンスを強く受けると
この味わいが出ることがよくあります。
山崎蒸留所のセミナー 匠の技 ではスモーキー原酒はありませんでした。
山崎NA、変わったな、、 という印象です。
サントリーチーフブレンダーの輿水精一氏はブレンダーの仕事は
” 日常の作業の大半は、むしろ、既存のブランドの品質の維持と
リファイメントに負われているというのが、実際のところです ”
と書かれています。
山崎NA、登場時はいろいろといわれたモルトですが
そこはサントリーの精鋭営業部隊からのフィードバックがあったハズで
ああ、現在のバッチは市場の反応をみながらリファイメントをしたな、
という印象です。
ニートではやや単調ですが、翻りロックならとても複雑。
ブレンダーはベースグレードの飲まれ方を優先によく考えたと思われます。
こんかい山崎・白州の両NAを利いてみて思ったのは
” ロックの山崎 ハイボールの白州 ”
” 山崎 for 関西 ” ” 白州 for 関東 ” といったカンジです。
合わせるものもよく見えてきました。。