先月書いたボトラーズフェスティバル2014で見立ててきたボトルが到着しました!
あれだけ多くの愛飲家が集まったイベントだったがゆえ
良いものはすぐに見初められてしまったようで
三本全て入手するのに3週間を要してしまいました・・・
わたしは家呑みにするボトルは概ね5000円程度、
それ以上はBarで呑むことにしています。
身分相応なのはそのくらいだし、Barとの棲み分けというものも必要と考えます。
なかなかそう簡単に手が届かないのも現実なのですが
今回はその考え方のなかでも充分に納得のいくチョイスができました。
BERRY'S RESERVE SPEYSIDE (真ん中)
ご老公のお膝元からやってきました。
参考小売価格5000円、ウェブショップの実売価格3300~4000円。
こいつはまだまだ入手可能です。
ミルトンダフのホッグスヘッドとダルユーインのシェリーバットのバッティングです。
BF14での印象は香りはフローラルとフルーティーの中間、
味わいとしてクリーミー、キリッとした印象でした。
わたしは普段デイリーユースとしてよく竹鶴12年を飲んでいるので
バッティングモルトというものにアレルギーもなくよく理解もしていると思います。
BBRという業者の傾向はアルコール感、スパイシーさが出る方向なので
比較的優しい性格の2つのモルトにはよい結果が出たと思います。
残念なのは近所では店頭で入手できず、通販では送料がかかります。
この実売価格で店頭で買えれば充分デイリーユースとして使えるのですがね。。
the Moon (むかって右)
コイツは税込み9698円とかなり予算オーバーですがなんとか手が届く範囲。
3年前に同じ企画でリリースされたラフロイグの the Moon を勧められ
その素晴らしい出来に感服したことからBF14でも一目惚れしました!
BF14での印象は最初に煮出して戻したドライフルーツのダークチェリーの果肉、
次に磯っぽさ、ヨード、甘く上品にフルーティーな余韻。
コイツは逆だし、探さなくてもフルーツがわかるのがおもしろい。
コイツは宵の口のスーパームーンといった印象ですね。
さすが信頼するバイヤー、北梶さんがチョイスしただけのことはあります。
すでに売り切れとされていますがこういったものは
信濃屋さんの本店にある日突然ボッと並んでることがたまにあるので
要チェックですよ。
LMDW the ten #07 Bowmore 2001 (むかって左)
税込み5980円とボトラーズとしては理想的な価格帯、
今回いちばん入手に苦労した1本。
お世話になっている両備グループ・小嶋会長の地元でやっと見つけました。
BF14ではいちばん最初にいったスリーリバースさんのブースに並んでいたもの。
ヨード系の磯っぽさが先に立ち、それからフルーティーを探しに行くタイプですが
その傾向のなかではフルーティーがしっかりしている、濃厚なレモンキャンデー、
後半から抜いて余韻までさわやかスパイシー、加水にしてはキリッとした印象です。
こいつは有力なショップではBF14前に発表されていたので完売が多く
BF14を待って販売を開始したショップでも買いやすい価格ということで
ほぼ瞬殺でなくなってしまいました。
その後一週間ほど、日本酒で鍛えたハナで日本中を嗅ぎ回り
中国地方に三本だけ残っていたものを無事入手したと思われましたが
表示されていたヴィンテージは2013、BF14で見たのは2011 (?!)
クチから心臓が飛び出しそうになってFBでお触れを出して調べたところ
知り合いのお侍さん情報で当初インポーターが
ヴィンテージを間違えて資料を配布してしまい、後に訂正したことが判明。
ボトルが到着してラベルを確認するまで気が気じゃなかった1本です。
ということでBF14で見初めたスコッチは全て入手成功!
モルトを飲み始めてちょうど1年のこの時期に百点満点の成果が上がりました。
そんなわけでよっぽど嬉しく、いつもかなり手間がかかりますが
オールドレンズの Carl Zeiss Planar 1.7/50 をペンに無理矢理はめ込み
ローソン100で買ったLEDライト2灯で撮影してみました。
汚部屋が映りこんでるのはご愛嬌としても
まあ、まあまあの写真かと思いますがどうでしょう?
あと、ジャパニーズのボトラーズものでいいのがあるので
おいおい入手しよーと思ってます。
コイツはいっぱい在庫があるから焦らなくてOK!