赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

いすみ鉄道2012年ホタルツアー

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先週17日の日曜日にいすみ鉄道へホタルツアーにいってきました。
このツアーは ” 秘密のポイント ” での開催ということで
投稿を控えておりましたが、最終の20日が終了しましたので
まあ、そろそろ書いてもいいでしょう。

ことしからは昨年までの ” ホタルウォッチングトレイン ” とは
まったく違う内容でのホタル鑑賞の機会。
昨年までは途中駅で許可証(ウチワ)を500円で販売し
特定の列車(ホタルウォッチングトレイン)に乗車してもらい
秘密の駅からポイントまでバスでピストン運行、帰りはその逆コースという工程。
これはもう何年も開催されていたイベントだったのでかなり賑わい
秘密のポイントでは大量のゲンジボタルが乱舞するというのもクチコミで広がり
週末にはなんと3両が満員! という盛況ぶりでした。
が、その内容で500円とういのは、イベントに国からの補助金が出ており
それによって警備員の配置、仮設トイレ、経費面が補われていた
という背景があったようです。

ことしはその補助がなくなってしまったということで
その規模を大幅に縮小し、週末と限定された平日に定員40名、費用は3800円。
夕方に大原駅から大多喜駅までキハ52で移動し、車中お弁当つき、
ポイントへの移動は観光バスという内容での新たなスタートとなりました。


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キハ52で移動中の車内。ヒルマムシが出る場所などもあるので
スタッフの田中さんから注意事項などの説明があります。


大多喜からは観光バスで第一会場まで移動。

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なかなか豪華な観光バスでの移動。ま、3800円ですからね(笑)
設定された第一ポイントは昨年まで使っていたのと同じポイント。
ここも川の流れが複雑に入り組み、餌になるカワニナのが好んで生息する
という典型的な場所ということもありかなり大量のゲンジボタルが乱舞していました。

しかし、ここからすごかったのが今年新たに設定された第2会場!


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こちらは地元では有名なポイントのようで臨時の駐車場はすでにこのとおり。
観光バスを駐車させるためにいすみ鉄道の職員が
交通整理にあたっていたということです。


なにがすごかったのかというと第2会場でのホタルが乱舞するその密度。
駐車場から川へ伸びる道路から鑑賞できるのですが
川原の木々にホタルがビッシリと張り付き
どの木もまるで銀座のクリスマスツリーのような状態!
さらにこちらは道路から川面がとても近いので
見ることのできるホタルが近い近い!!
昨年の第一会場も始めて見たということもあり感動したのですが
ことしの第二会場もホタルがより近くで見られたということで
さらに感動、というかビックリしたのでした。


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これは第二会場から解散する各駅に向かう車内なのですが
照明を消した車窓からは、鑑賞地からはみだしたホタルが見えているのです!
それくらい多かったのですよ。よーく見るとフロントガラス向かって左側に
少々ホタルの光が写っているのですが。 わかるかなぁ・・・


東京からたいして遠くない大多喜の地。
そんな場所にこれだけのホタルが生息しているというのは
意外というか驚きであります。
大多喜周辺はまだまだ米作が盛んな地域で早場米の名産地です。
(おいしい大多喜米はい鉄の忠勝弁当で味わえます)
そんなこともありこの地域は長年、水質浄化のためのダムを設置したりして
水場の環境について真剣に取り組んできたこともあり
ホタルはすこしずつではありますが、じつは増えているのだそうです。
そんな背景を知りつつ、この大量のホタルを目の当たりにしたことで
私たちが小さいながらも自然環境を意識しながら行動することで
まだまだ地球のためにしてあげられることは少なくないんだなぁ、
と感じた水無月の日曜日の夕暮れでした。

そんなわけで会社でも車両の燃費管理をがんばろうと思いました!
また、こんな素晴らしい機会を提供していただいたいすみ鉄道さんにも
感謝申し上げたいとおもいます。


表題の写真は観光バスに乗り換えるときの大多喜でのキハ52。
夕暮れの蒼い空が独特だなぁと思い
スローシャッターで夜感鉄道っぽく撮ってみました。
国鉄色というのはあらゆる場面に映えるすばらしいと塗色だと思います。
この車両は大糸線といい、いすみ鉄道といい
美しい沿線に恵まれたたいへん幸せな車両ですねぇ。