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鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

特急 ゆふいんの森1世 に乗って由布院へ          水戸岡鋭冶作品を訪ねる旅 2.  JR九州・久大本線

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今週の月・火曜日と、1泊2日で九州へ ゆふいんの森1世 に乗りに行ってきました。
JR九州遠征は実にに2009年3月の富士はやぶさのさよなら乗車以来。
ことしは格安エアであるソラシドエアが九州全域片道9700円キャンパーン中なので
できるだけ今年中に勉強のために乗っておくべき観光列車を経験しようと思います。

さしあたって手始めはもっともJR九州らしい観光列車の ゆふいんの森
さあ、しかしここで究極の凡ミスを犯してしまった!! 
この旅はライカレンズで水戸岡鋭冶作品を訪ねる旅だったハズなのですが
水戸岡作品のゆふいんの森いわゆるこの キハ71 ゆふいんの森1世 ではなく
キハ72 ゆふいんの森2世 のほうなのを知ったのは
5月末にあったユキンコさんのゆふいんの森トークショー直後の出来事。
2世は現在検査中でしばらくは運休とのことです・・・

しかしもう、この時点ではすべて予約が完了しており
なすすべもなく今回はそのままこの旅を決行することにしました。

 後日注 

じつはこの車両も水戸岡鋭冶作品でした!
一部ウェブ上の情報では1世はJR-K+電通の企画とあり
それは事実ですが、1世は2003年に改修工事を受けており
その際にインテリアをデザインしたのは水戸岡氏です。
 (中央公論社刊 電車のデザイン P42より)

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10:18 特急 ゆふいんの森 博多駅5番線に入線
この時点では乗るべき編成を間違えたことなのどこかに吹き飛び
博多駅構内にいたつばめ、かもめ、ソニックなどの存在もあり大興奮状態でした!
ゆふいんの森、この優雅な風貌ですが気動車ということで
近くでは相当なエンジンの唸りを上げており、実際はかなりの迫力があります。
その緑色の車体、すすけたカンジ、丸みを帯びたフォルムから
サンダーバード2号を連想したのはわたしだけでしょうか?



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乗車してもすぐに座席には行かず、ビユッフェとなりのサロンに直行!


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それは一航海で10個限定の ゆふいんの森弁当 を
ビュッフェの営業開始と同時にゲットするためです!
ちなみにこの掛け紙は水戸岡氏のデザインによります。


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この駅弁はゆふいん料理研究会、中央軒、アテンダントがアイデアを出したもの。
ゆふいん米、ゆふいんの地野菜を使い、素材の味がわかるような
やさしくて繊細な味付けで調理されています。


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ゆふいんの森弁当を無事入手して席に向かう。
木の温もりを活かしたクラシカルな室内です。


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今回はド平日ということと計画的にプレ予約の時期から発注したことで
前から2列目のチケットを予約することができた。
ハイデッカーの展望席ということでなかなか眺めがよいです。


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久留米を過ぎ、久大本線に入るとアテンダントさんが
客席に記念プレートと駅員帽子を持ってきて記念撮影大会。
たいへん和やかに見えますが、じつはここは山岳路線。
揺れはかなり激しくアテンダントさんは体力勝負です。


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久大本線は美しい筑後川に沿って走ります。
展望ポイントでは車内放送があり、見逃しがないようにしてくれます。


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車窓からの耳納連山


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大蛇伝説、慈恩の滝


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映画 僕たち急行A列車で行こう! の舞台にもなった


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由布院到着の20分前になるとサロンカーで
アテンダントさんによるゆふいん観光ガイドが始まるがこれがすごい。
かなりの乗客が集まるが彼女はマイクなしの地声で話す。
よくいえば大迫力、悪くいえばやけっぱちか?
しかしその内容は熱意に満ちていて
由布院にお客さんを運んでくるのはわたしたち。
ゆふいんの流行を作り出すのはこの場所というすごいエネルギーをカンジる!
終わった瞬間に大きな拍手が起きたのも大納得だ。
このアテンダントさん、由布院到着をデッキで待っていたら
あちらから話しかけてくれて、旅についていろいろお話してくれた。
こういうちょっとした心使いが旅の思い出をを心豊かなものにしてくれる。


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帰りも ゆふいんの森 で帰るため現地では3時間強しか時間がない。
そのすごしかたとしてはユキンコさんのトークショーを参考にした上で
少々強引だが高級旅館御三家をすべて訪ね食事やお茶をして過ごすことにした。
まずは金鱗湖畔にある造酒屋を改装した老舗旅館 亀の井別荘 湯の岳庵で昼食


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ここで1時間半ほどかけて湯の岳膳という4000円のコースを楽しんだ。
予約しておいたせいか、別室風のVIPルーム?に通され
ここではすばらしい中庭の景観を楽しみながら
言葉では簡単にいい表せないほどの至福の時間を味わいました。
(詳細は別にひと記事書きます)

とりあえずメインディッシュ、 ” 牛肉の温泉蒸し ” の写真など。
噛み締めると滋味溢れる味がしみ出してきます。

ここではライカレンズがすばらしい仕事をしてくれました。

その後、玉の湯旅館、無量塔にも駆け足で立ち寄ったのはこれもまたのちほど。


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ついでに15分ほど余った時間で
町場の共同浴場 ゆのつぼ温泉でちょっいとひとっ風呂。
いっしょに出てきたじいちゃんがいい雰囲気。


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帰りの車内ではもうおなかいっぱいになっていたので
ビュッフェで地ビールやワインと
由布院産のハムやソーセージで呑みテツしながら帰りました。


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たしょう見栄えは悪いけれど
岳鉄区間である久大本線ではとにかくよく揺れるので
揺れる車内で落とさないように厳重な包装が施されている。
上質なハムソーセーシももちろん美味いけれど
つけあわせたパブリカのピックルスがとにかく肉とビールにによく合う!


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こんかい、意外でもありうれしくもあったのがこれと・・・


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このグラフィック、もちろん水戸岡作品。
この車両は氏の作品ではなく
まして氏が担当した車両とよく似た車両なのだから
本音を言えばこういうものもホントに作りたかったか? わたしは違うと思う。
しかし氏のいう ” 統一されたトータルな鉄道デザイン ” という考え方でいえば
やはりこういうものも氏がデザインするべきだったのであろう。
そんな経緯があったので、ちょびっと開き直り気味の私には
すこしでも水戸岡さんの香りがするこのグラフィックはうれしいものでした。

そんなわけで凡ミスからもう1回はまたゆふいんに来なければならなくなりましたが
由布院はたいへん居心地のいい場所だとわかったので
もう1回、こんどはかもめと絡めてまた行こうと思います。
そのときは御三家はムリでも、こんどは宿泊でゆっくり来たいですね~!











































































































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先週、江戸川区鉄道写真講座で
写真家の山崎友也さんにAFの置きピンを教えていただいたので
迫力ある ゆふいんの森1世 の写真を、と目論んだのだが・・・

ハイデッカーなのをすっかり忘れていた!! (笑)