赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

夜汽車の灯は消えないっ!                   JR九州クルーズトレイン ” ななつ星 in 九州 ” 概要発表

イメージ 1

この2012年という年のJRダイヤ改正は鉄道ファンにとって
長く夜汽車の灯を燈し続けた日本海きたぐにという
銘列車を失った悲しいものでした。
しかし、ここにきて素晴らしいビッグニュースが発表されました!
JR九州と水戸岡鋭冶氏率いるドーンデザイン研究所が暖めてきたプラン
新しい九州一周寝台列車・クルーズトレインが
正式名称も ” ななつ星 in 九州 ” に決まり、運行概要がとうとう発表されたのです。
ななつ星とは九州7県にちなんだもの)

クルーズトレイン ” ななつ星 in 九州 ”

昨年見たコンセプトスケッチとは車両の色や展望部分のデザインも大きく異なり
かなり驚きましたが、いよいよ具現化した車両に鳥肌が立つのを抑え切れません。


わたしは昨年秋に六本木アクシスで開催された水戸岡鋭冶・大鉄道時代展で
すでにこのプランを知っていましたし、コンセプトスケッチも見ました。
その中でいいなぁと思ったのは、これはSL人吉の客車も同じなのですが
列車の前後両方にトワイやカシオペアのような展望ウインドゥがあり
一方はデラックススイートに取られてしまうのかもしれませんが
もう一方にも展望窓があり、ラウンジとしてすべての乗客に開放されています。
また、コンセプトスケッチにあるダイニングルームには
おおぜいで食事を取れるような大テーブルがあることです。

いままでに何回も寝台特急に乗って思ったのは
乗車したばかりのときはなんだかよそよそしかった他の乗客も
狭い通路で道を譲り合ったり、サロンカーでちょっとずつコミュニケーションするうち
深夜のパブタイムのころになると妙な連帯感みたいなのものができてきて
なんだかだんだん仲間みたいになってくることでした。
この” ななつ星 in 九州 ” では展望ラウンジと大卓のダイニングという
共通のすばらしいコミュニティースペースがあるのですから
九州の大自然を見ながらいい酒を飲んで初対面の人たちとも語り合えば
きっとすばらしい時間を過ごせるよなぁ、と思います。

プライバシーが大事な人たちにはちゃんとしたスイートルームが
あるわけですからこちらも大丈夫ですね。

ただ問題なのはかなりお値段が高くなりそうなこと。
当初のコンセプトでは3泊4日でうち1泊は超一流旅館に泊まって38万円。
今回の発表では1泊2日コースもありますが単純に2で割っても19万円、
超一流旅館が含まれないからおそらく12万前後かな?ちょっとたいへんそうです。
が、これくらい高ければネットオークションでプレミアをつけるような輩も
ちょっと手が出ないでしょうから考えようによってはこれもいいことかもしれません。

あと。 カシオペアみたいに2人以上じゃないと乗れないなんていうような
変なルール、なしにしましょうね。

走り出すのはもう来年の秋、いまからお金ためておかなければ・・・




























































































































イメージ 2


大鉄道時代展のときに いいなぁ と思ったのがこのイラスト
クルーズトレインが運転停車する無人駅に
テラスとキャンプ場が併設されて
停車中にダイニングの軽食や飲み物がまわりのひとたちにも振舞われる

のかな?

だったら描かれているようなこどもたちには素敵な思い出になるでしょうね。
そういう思い出が何十年後かにひとを旅に駆り立てるような気がします。


あと。

表題のイラストをよーく見てみてください。

列車の先頭にいるのは・・・

電車ではなく客車列車だからこそ、こういう夢も持つことができます。
運行されるコースには彼女がいる路線も近くにあるのですから
これは叶わぬ夢ではありません!!

大鉄道時代展を訪れた最終日、クローズ寸前の時間まで見ていたら
” みなさんを水戸岡本人がお見送りいたします ” というアナウンスが。

出口で水戸岡さんに

寝台特急には全部乗りましたからクルーズトレインも楽しみにしています
もちろん比べさせてもらいますからねっ ”

と、声をかけさせていただきました。 すると

” いや、参ったな、こりゃがんばらないとな、3年後たのしみにしていてください ”

とお言葉をいただきました。

いまごろいっぱいお仕事されてるんでしょうね
水戸岡さん、よろしくお願いしますよ、クルーズトレイン、まってます。