ケータイからのアップです。
みなさん、この写真を見てどう思われますか?
2009年3月。
富士はやぶさラストランのときに訪れた熊本駅は建築途上でした。
その後完成した駅舎は水戸岡氏の著書・正しい電車のデザインにあるような
瀟洒な駅舎だったはずなのですが
どうやらその後、あとづけでとってつけたようなその姿を遮る
ひどい歩道橋とバスターミナルの屋根により
その姿を見ることすらできません。
この現実を見て激しい憤りを押さえることができない…
土木の仕事をしていたころに、ある建築家に聴いた話。
建築家はその建物のイメージとして
竣工した瞬間の美しさをイメージしてデザインするのだそうです。
じゃ、その後なんてどうでもいいのか!?
きょう乗ったタクシーの運転手さんの話では
地元では美しく生まれ変わった駅舎に観光客が集まるのを期待していたそうです。
JR九州が志高く行ったこの事業を食い物にした自治体の行為、断じて許せません!
実際この目で観てみないとわからないこと
残念ながら多いようです。
将来の勉強のための水戸岡作品行脚のこの旅。
幸せなのかはたまた不幸なのか…
まだまだ続くようです。