きょう、６月１８日の土曜日に、ことしは２回目になりますが
いすみ鉄道のホタルウォッチングトレインに行ってきました。
きょうは午後から夕方まで前線の通過による大雨が夷隅の地にも振り
ミステリーポイント至近でのホタルウォッチングは大丈夫なの？ でしたが
実際にホタルの鑑賞が行われる１９時すぎの時間にはその雨も止み
いやいや、先週行ったときにも増してすばらしいホタルの大乱舞大会！
東京からたかだか２時間しかかからない房総は上総の地・大多喜に
こんなにファンタジックなネイチャーワールドがあるとは・・・
まだの方はあと１９・２０日の両日あります、ぜひ。
それでも行けない方はまた来年行ってください感動します、間違いなく！
さてさて。じつはたった１０日間しかないこのイベントに２回も行ったのは
竹の子を使ったタケノコカレーとタケノコロッケをウォッチングトレインの お客さんに振る舞いますよ、という情報をいただいたからであります。
いままで日本各地へローカル線に乗りに行ったなかで
そのなかでも成功したローカル線。そうでもないローカル線がありますが
成功しているほうのローカル線、なかでも第三セクターに限っていえば
かならず沿線サポーター組織が、その土地の名産品を使った
飲食物を提供販売しているという共通点があります。
けの汁 （細かく刻んだ野菜の入った汁物） やストーブ弁当。 とか
海の幸を詰め込んだ有名な特製弁当などがある ）
ここのところ、急速度で盛り上がってきたいすみ鉄道を見ていて
なんか。 ちょっとだけ。なんだかわからないけど違和感をカンジてたのは
こういった組織がみあたらなかったことでした。
がしかし、この葵の会が活動しているのをこんかい初めて見て
私はいすみ鉄道の成功をいままでの乗り歩きデータ的に確信しました。
それは結局、姉妹ブログである 酒と鉄道の日々 を主催している
秋田在住の鉄道カメラマン、秋アキ氏の言葉を借りれば
住民・鉄道・鉄道員・サポーター。地域におけるそれぞれの役割を認識し、
それぞれの立場で「地域のために」己の責務を果たす～ そのことこそ、地域の明日を拓くことになるのだ
ということに集約されているのだと思います。
さすが秋田県の３セク活性化事業にも汗を流している氏だけに説得力が。
住民やサポーターが自発的に観光客におもてなしの気持ちを持てば
いちばんわかりやすいカタチとして土地の名産を振る舞うんだなぁ
と、あちこち乗り歩いた経験からわたしは思ってます。
帰りのホタルウォッチングトレインでたまたま近くに乗り合わせた
葵の会のメンバーさんに、これはどういった組織なんですか？
と尋ねたところ会長さんは ” 一駅じゃ話しきれないけど簡潔にいえば
せっかくお客さんがたくさん来てくれるようになったのに、おもてなしする
のを男衆にはまかせておけないから主婦が立ち上がったのよ！ ”
ということでした。
この葵の会、なかなかパワフルな集団で下は４０台、上はなんと８５歳！
当日の大雨で売れ行きがいまひとつだったのか、なんと！！
掟破り？の車内販売に挑戦するというパフォーマンス。 その図・・・
しかも、おもてなしの姿勢はそれだけじゃなく。
ホタルの鑑賞ポイントから疲れて帰ってきたお客さんを
葵の会のみなさんはタケノコロッケとおにぎりを用意して
元気なかけごえで待っていてくれました。
帰りの電車ではキヲスクも閉まりなにも飲み食いできないハズの
車内で食べたおにぎり、あたたかい気持ちになりました。
大雨の大多喜駅前での販売もご苦労様です。
そしてみなさん、ごちそうさまでした。
赤い酔星の師匠のブログ ～ 酒と鉄道の日々 http://blogs.yahoo.co.jp/sun75777/folder/969508.html
秋田県在住のカメラマン、秋アキさんが毎日美しい鉄道写真と鋭い視点で秋田の鉄道情報を発信中！
