赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

PENちゃんデビュー戦! 横浜市電保存館

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ここのところ、3テツに新導入したオリンパス PEN E-P1の話題を
何回か書いていたのですが、なにぶんオークションで買ってしまったたもので
撮影するのに必要なアクセサリー類をそろえるのに手間取り、というか
このカメラを使うにあたってケースやストラップはたいへんにいいものが多いのを
知っていたので、焦らず、いいモノにこだわってカメラもおしゃれを楽しもう!
と考え、初めてPENちゃんと外出するのがきょうまでもつれこんでしまいました。
 
まずいちばん大きいところで(といってもかなり小さいが)DONKEのカメラバッグ。
わたしの持論ではバッグというものは小さければ小さいほどいいという考え。
大きすぎるといろんなものを入れすぎて重くなってしまい
ひいては最終的にはテツ旅にいちばん必要なフットワークを悪くしてしまいます。
ということでわたしの鉄道旅ではなにとなにが最低限必要なのかをリストアップし
結果、それらがぴったり収まるバッグがDONKEではF-5Bということがわかった。
もともと報道カメラマンのどんけさんが創業したものであることから
金属パーツはカメラに当たってキズをつけない位置にあるしストラップに織り込んだ
2本のゴムのステッチは肩に張り付いて微動だにしないし、かなり快適です。
 
また、いちばん大切な本皮のストラップはいろんなPENのブログから
GARIZというのが風合いもよく、裏地の赤いビロードも美しいことがわかり決定。
 
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また、手とカメラのインターフェイスとなるカメラケースは特にこだわって選んだ結果
イタリア・ORICE社の革を使った速写ケースというものに決定。
これはなによりPonpeiano (ポンピアーノ) という名前のレンガ色の美しさ。
そして、操作するのに必要なボタン類がすべて露出している機能性で選択しました。
ONOFFボタン横のタスキがけをスナップ留めにしてるのもシッカリ感があるし
ほかの多くのケースが採用してる三脚ネジを使うタイプよりも軽快なのがとてもイイ。
 
液晶面が写真でちょっと虹色に光ってるのはハクバの保護カバーシール。
これらでキズなど気にせずフィールドに持ち出すことができます。
 
ようやくここまでのアクセサリーがすべて揃ったのが当直明けの昨日。
はて、そんじゃPENちゃんのデビュー戦はどうしようか? と考えていたところに
今朝になってここにもときどきコメントをくださる鉄道居酒屋 little TGVの
ユキンコさんがきょうは横浜市電保存館でTGVを退職した高崎あかぎちゃんと
一日館長をやるよと情報が入ったので、これはおあつらえむきと出かけてきました。
 
 
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記念すべき、PENちゃんで撮った最初の鉄道写真は新宿駅地平ホームで
埼京線205系を撮りました。この画像はまったく無加工です。
常用しているNiconD2Hのように紙媒体に使用することは考えていない機種なので
最初からそのまま使用できるコントラストでカメラから出力されています。
また、このレンズ(じつはアルゴリズム)はとっても枯れたカンジのする
なかなか味のある画像なんだなぁ、と最初の一枚からカンジました。
 
 
PEN E-P1はその特徴として ” アートフィルター ” というデジタル効果を
内装しています。わたしがいちばん興味をそそられたのはこの機能で
きょう横浜に飛び出したのは市電保存館ならば動かない車両で
この効果をじっくり試すことができるだろう、と考えたからです。
ちょっとひとつの市電車両を使って表現効果を比較してみます。
 
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 アートフィルター無使用
 
 
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ポスター調の原色を強調したということかな?
けいおん列車 ” とかキャラクターものに使えるかも。
ムーミン列車でも試してみよう。
 
 
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ファンタジックフォーカス
 
いわゆるソフトフォーカス効果なのでしょうか。
引退する車両の表現とかに使えそうな気がします。
 
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デイドリーム
 
読んで字の如く、白昼夢のようなややオカルティックなアート。
廃線跡とかに使えるかな?
 
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ライトトーン
 
コントラストを淡く、ということなのでしょうか?
ローカル線駅周辺のひなびた街なんかの表現にいいかもしれない。
 
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白黒写真ということに加え、ハイコントラスト&素粒子表現。
しかしここまで刺激的だと、楽しいテツ旅ブログの3テツでは難しいかもしれない。
 
 
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トイフォト
 
玩具カメラのプラスティックレンズで撮ったときに起こるような周辺が
ケラレた表現。レトロなのもの一般に広く使えそうです。
 
 
このなかでファンタジックフォーカスは市電車両ではその効果が
ややわかりにくいので市電車内で比較してみましょうか。
 
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アートフィルター無使用
このままでもレンズの味がいいカンジです!
 
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ファンタジックフォーカス
これですよ、これ! まるで映画 RailWays のイントロシーンみたいですね!!
ここまで極端に効果を出すにはやや露出をオーバー目にする必要があります。
 
 
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            鉄道旅ではこういう表示を撮る機会もおおい・・・
 
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         キチンと雰囲気たっぷりに写りますね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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帰りがけにちょっと撮ってみた横浜に最後に1本残ったトロリーポール。
ちとアンダーでAFも甘めではありますが
空の色や金属でできたゲートのトーンとかが
たいへんに気に入った一枚です。
こんなふうにちょっと持ち出してみただけでもこんなに楽しい!!
E-P1、PENちゃん。 これから楽しみになってきました。
 
ただ、肝心な一枚、うっかりユキンコさんを撮り忘れました・・・
これは次回。PENには古いフィルム時代のオールドレンズも使えるという
特徴がありまして、じつはもうCONTAXのG・プラナーを入手する
手はずをとっていますので、まーそれからですかねー。
なにせカール・ツアイスならばフィルム時代に知り尽くしてますので。