赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

青春18きっぷで津軽鉄道に行くテツ旅  後編

 
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前編との間隔が開いてしまって申し訳ありません、本題のストーブ列車です!
過去3回、津鉄のストーブ列車に乗っていますがいずれもスケジュール的にタイトで日に1回しか乗れずその度、機関車牽引のストーブ列車には乗れず
いつもメロス号(LE系気動車)牽引で写真的には残念な思いでした。
今回は3便とも乗車したので晴れて(地吹雪だが)機関車にご対面!
このヂーゼル機関車は動輪式といい、SLのようにすべての車輪を
ロッドで駆動しています。駆動力が大きく雪中の走行にたいへん適しています。
 
PENがファンタジックフォーカスで地吹雪の中の雰囲気をよく醸しだしてくれました。
ぜひ拡大してご覧ください、PENは地吹雪の中の雰囲気をうまくを描写しています。
 
 
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とはいえ、たいがいの場合、朝一便目のストーブ列車は
メロス号(左)が石炭ストーブを載せた旧型客車(右)の牽引列車です。
写真は早朝の五所川原駅での機回し風景。
左手ホームのメロス号は先のポイントで右側の線路に入り
後退して旧型客車に連結。その後に逆の経路でもとの線路に入り・・・
 
 
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しかる後にバックして皆さんが乗車するホームに入ってきます。
 
 
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車内では津鉄のトレインアテンダントさんが
沿線の解説やストーブに石炭を補給したり
車内で販売しているスルメいかを焼いてくれたりします。
この日の朝一便の担当はじょっぱりさん。
走りながら津軽の厳しい環境での生活など
自虐ネタたっぷりに楽しくお話してくださいました。
 
 
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日本の私鉄最北の地、津軽中里駅での風景。
単線のため気動車を機回しして客車の反対側に連結しようとして失敗。
連結器に付着した雪が硬く固まりすぎていたようです。
車掌さんはすかさず最新鋭のデバイスで雪を振り払います。
 
 
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津鉄のみなさんのおかげで私たちはぬくぬくの車内。
ストーブを囲んでいっぱい飲りながら折り返して五所川原駅に向かいます。
車内販売ではリンゴジャムの入ったストーブ列車どら焼き、
スルメいか、たいへんフルーティーで旨いストーブ酒、
あと、冷蔵庫に入れてないけど冷蔵庫より冷えてるビールなどがあります 笑
 
 
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五所川原駅に到着し、ちんたら下車すると
反対側には待望の機関車が連結されていました!
感慨にふけっていると横からじょっぱりさんに
” もう1回行きますよねっ! こんどはいい車両もついてますよっ!! ”
そういわれたら乗らないわけにもいかない。
でも、” いい車両 ” って・・・
 
 
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内装が木の車両です!
 
この車両がこんなにキレイに保たれているのがすばらしい。
石炭ストーブでも暖かいけど、なにより視覚的に温もりがあります。
ここでもPENのファンタジックフォーカスをつかってみましたが
もうすこし露出はオーバーめのほうが有効でしたね。
 
 
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このすばらしい雰囲気の車内で呑みテツ、サイコーだね!!
 
 
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11時になるとあらかじめ予約して受け取り場所を指定した駅で
もうひとつのおつまみ、ストーブ列車弁当を受け取れます。
津鉄サポーターズクラブのメンバーさんの業者が手間隙をかけて
料理で津軽とストーブ列車を表現した逸品。
左上の黒いのは石炭に見立てて里芋にゴマをまぶした煮物。
その下はあられをつけて津軽のつぶ雪を表現したえびフライ。
その他にも名産の松前漬、鮭のハラス焼き、帆立
ゴマドレで和えたイカタブレットを表現してるのかな?
れんこんのてんぷらはきっと車輪だ。
(なんだか little TGV みたいだ)
右上のおにぎりはこれまた津軽地方の料理で
若生昆布を巻いたもので食べる向きをまちがえるとまったく噛み切れない。
去年来たときにアテンダントのヨコヅナさんが ” あんまり好きじゃない ”
といってたのはそういうことが理由なんだろう。
味はたいへん素朴で私はこういうのは大好きです。
 
 
 
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津鉄の車掌さんはとても働き者。
ホームの安全確認のほかに検札キップ売り、駅間が長いところではお土産販売
そして石炭ストーブの管理も行う。
世界イチ働き者な車掌さんは間違いなくこの人だろう。
 
 
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ふたたび五所川原駅に到着。
 跨線橋上から津鉄オールスターズを撮影。
ファンタジックフォーカスが有効だ。
3便目はとりあえず往路はパスしてこんかいのもうひとつの目的に向かう。
この写真もぜひ拡大して見てほしい一枚。
PCの背景とかにもおすすめですよっ!
 
 
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 津鉄のお土産のひとつに ” つくね芋チップス ” というものがある。
これは五所川原名産の高級な山芋の一種らしいのだが
このチップスは酒の肴としてたいへんうまい。
夏に来たときにお土産としてここにもコメントをくれている
ユキンコさんにあげたところ、つくね芋料理をどうしても食べたいとのこと。
沿線で食べられるお店をアテンダントのヨコヅナさんに調べてもらったところ
立佞武多の館という佞武多を展示した施設にある
レストラン春楡というところにあるつくね芋三昧という御膳があることがわかった。
そんなわけでいっちょリサーチしてみようということだ。
1050円でこれだけのボリュームはお値打ちのひとこと!
私的にはシンプルにとろろの深い味わいが気に入った。
なにもかけなくてもしっかりと味があり、出し汁を和えてあるの?
と聞いたのだが、なにも入れていないとのこと。 う~んなかなかやるわい。
あと、つくね芋入りのポテサラはすごーくクリーミー
もちろん、つくね芋の語源にもなっているつくね芋のすり団子汁もついてます。
 
 
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なんとも盛りだくさんであります!
(画像をお借りしました http://ameblo.jp/okutsugaru0615/entry-11113888470.html
 
 
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つくね芋三昧で時間を使いすぎ、立佞武多の館となりにある
スーパーのマルコーセンターの市場丼、ごはんにあちこちの魚屋で
刺身を載せてもらうヨコヅナさんお勧めの ” やってまれ丼 ” も食べたかったのだが
これは次回の課題として五所川原駅に戻り、メロス号でとって返して
金木駅で戻ってくるストーブ列車をもう1回捕まえる。
入れ替えのある単線ゆえにできる技だ。
 
 
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そのメロス号の車内でもうひとりのアテンダントさん、junjunさんにお会いした。
一般車ということもあり、観光の乗客さんがほかにいなかったので
ロングシートでいろいろお話させていただいた。
つくね芋の料理の方法なんかもおしえていただき感謝!!
いっしょに金木駅でストーブ列車に乗り換えたので
さっそくこの日最後のスルメを焼いていただく。
 
 
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スルメを焼いているアテンダントさんたちをよく見てみると
みなさんそれぞれすこしずつ焼き方の技が違う。
2年前に初めてストーブ列車に来たときは
まだアテンダント制度が始まったばかりだったせいなのか
スルメ焼き名人のサポーターさんにおまかせというカンジだったが
いまではみんな積極的に乗客にスルメをおすすめして
目にも止まらぬ早業で見事に焼き、食べやすく裂いて
キレイにもと入っていたビニールの上に並べてくれる。
アテンダントさんたちにとってはリピーターになってもらうための
勝負の冬なんだな、毎年。。
 
 
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3便のストーブ列車が五所川原に到着すると
帰りのJR五能線の乗り換えは10分ほどしか時間がありません。
ホームではお世話になったjunjunさんや、車内でちょっとだけお話がはずんだ
たがめさんに足早にお礼を申し上げて跨線橋にいそぎます。
後ろ髪を引かれながらいつもどおりキハ40系気動車に乗り
楽しかった2日間を思い出しながら弘前駅に。
ここからは寝台特急ブルートレインのあけぼので東京に向かいます。
個室でぐうたら酒飲んだり寝てるだけで着くんだからこんないい乗り物はありません
Bソロの室内を真っ暗にして雪景色を楽しみながら
駅で仕入れた冷たいビールで呑みテツです。
肴は最低2個からしか予約できないためにもうひとつ持っていた
津鉄のストーブ弁当でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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早朝に上野駅に到着、途中で機関車が変わってます。
この時点でもう会社に遅刻。
毎年のことですが私の趣味を理解していただき
笑顔で予告遅刻を許してくれる所長、ありがとうございます。
(こんなブログみてるわけないけど)