7月30日の全線復旧記念イベントに現地にたった2時間しかいられない
のに、わざわざスーパーひたちを飛ばして駆けつけた理由に
前の記事の ” 約束のサボ ” とあともうひとつ、まだ乗ったことのない
旧型車両、キハ2005に乗ってみることがありました。
まあ、といってもこの車両はすこし前にここで紹介したキハ2005と同じ
旧留萌鉄道が発注したキハ20をベースとした幅広車両なのですが
よく見てみるとほんの少々は違いが見られました。
キハ2004のときと同じアングルで撮影してみた木製板張りの床ですが
あちらはかなり黒っぽい色合いなのに対しこちらはやや明るい茶色系。
質感もこちらのほうが柔らかいカンジがします。
そのせいなのかこちらのほうが心持ち木の部分の痛みが大きい。
エンヂン開口部の枠もこちらのほうが腐食が目立ちます。
同じ1966年製なのにその違いはなぜ?というと・・・
おなじみの車両の生い立ち表示です。
あちらは旧新潟鉄工製(現・新潟トランシス)なのに比べ
こちらは東急車輛製という違いがあります。
思うに都市部の工場よりは新潟の工場のほうが森林に近く
いい木材が入手できたのかな?というのは考えすぎでしょうか?
が、運転席に関しては
こちらのほうがキレイな
印象です。
車掌席も然り。
こういった塗装や板金技術
については東急車輛に
軍配が上がるのかな?
この日は特別に車内販売が
行われていました。
キハ20系にはボックスシート
に栓抜きが備わるので
おもにビンの飲料の販売。
小瓶のエビスビールは
かなり魅力的だったのですが
この日は約束のサボを買い
すでに文無し状態だったので
涙を飲みました。
このワゴンはひたちなか鉄道
の持ち物らしいです。
1週間前の全線復旧日とは
きょうは違う藍色ベースの
サボがつけられていました。
こちらのほうが字体が
ノズタルジックでいいかも。
キハ205とのコラボ。
う~ん、昭和!!
おもわず子供も走ります。
( カンケーないか !? )
ちなみにこうして見ると
似ているようでチト違う
両者のカラーリング。
キハ205の方は
” 旧国鉄ローカル線用
ヂーゼル車体色 ”
キハ2005の方は
” 旧国鉄ローカル線用
急行車体色 ”
というのだそうな。
昭和の列車はイモ畑の
田園風景を走ります。