昨日にあと磯崎、阿字ヶ浦のふた駅を残してほぼ復旧されたひたちなか海浜鉄道。
今後の真の復興のカギを握るのはこの鉄道の特徴ともいえる
なにせいすみ鉄道あたりではおなじキハ20系のキハ52がたった1両来ただけで
あれだけの大騒ぎになっているのに、ここではなんと、4両も現役なのですから!
3テツではこれからひたちなか海浜鉄道で彼女たちに会うたびにその魅力を
できるかぎりお伝えしていこうと思います。
一番手は表題のキハ2004です。彼女のいちばんのチャームポイントはコレ!
そう、床材が木製なのです。
車内に入ると独特の香りがするのですが、これは防腐剤として木材に染込ませた
コールタールの香りです。 (長年の使用で香りは薄くなっていますが)
また、この点検口の下にあるヂーゼルエンヂンはDMH17型という
基本設計を戦前に遡るノスタルジックなもので、カリカリとかわいらしく囀ります。
ドアを入って最初に見る
車内。凛とした雰囲気。
気の合う仲間や大切な人と
こんなに雰囲気のある空間で
なにを話そう!
想像しただけで楽しい気分に
なる車内であります。
湊線車両の車内にはこの ” 車両の生い立ち ” が掲出されています。
旧留萌鉄道からはもう1両湊線に転籍してきています。
各車両をたいせつに思う気持ちが表現された掲示だと思いますね。
質実剛健というコトバが
ぴったりくる男の仕事場。
しかしある意味かわいい。
またはノスタルジックとも。
こんかい特に驚いたのは
湊線運転士の発進停止の
すばらしい滑らかさ。
窓枠に置いた缶ハイボール
がピクリとも動かない神業
でした。
いまだけ限定ある意味貴重?
ともいえるサボ。
湊線ではサボのレプリカを
3000円という安価で販売
しているのですが、これも
作ってくれないかな?
不謹慎ともいわれそうですが
この時代の記録として必要
だと思うのですが。。
蝦夷地から転籍してきた証拠
ともいえる彼の地の車両に
よく備わっている換気口。
一般のキハ20系はこの位置
に扇風機が備わっているので
ということはこの車両には
冷房どころか扇風機もない!
そんな車両をこの真夏の復旧
の日に走らせてくれた湊線は
なんと粋な鉄道会社なのか!
窓をあければ爽やかな浜風が車内を涼ませますから大丈夫
(なお、連結されてたキハ205
は冷房&扇風機付でした )
キハ20系は単機の運行が
可能なので両側に運転席
が備わります。
ヨコには小さな車掌席 ?
が備わり使ってないほうの
ココに座っててもとりあえず
怒られませんでした。
ちょっとうれしいですよね。
ここでビデオとか回したり
してもいいのかな?
そこに座って見える風景です
(先に見えるのはキハ205)
湊線の田園風景が見えたら
いいよね。
羽ばたけ 輝く未来へ