赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

復興のカギを握る旧型車両その2. キハ205 ひたちなか海浜鉄道

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ひとつ下の記事に書いたキハ2004の反対側に
この日、連結されていたのがこのキハ205です。
塗色がいすみ鉄道のキハ52と同じ国鉄ローカル線用ヂーゼル車体色なので
これは同じ車両なの? と思われがちですが、これは半分まちがい、半分正解!
いすみ鉄道のキハ52もこないだのキハ2004もこのキハ205も
ぜ~んぶキハ20系というおんなじ仲間の車両なのです。
キハ2004は留萌鉄道の特注による幅広車両。いすみ鉄道のキハ52-125は
いすみの地に来る前に在籍した大糸線の急勾配に対応するためにツインエンジン
にされた山登りのためのスペシャリスト車両。 (クルマでいえば4WDです)
そしてひたちなか海浜鉄道湊線のこのキハ205はいまでは貴重になってしまった
キハ20系の原型をほぼ留めているまったくのオリジナル仕様なのです。
 
 
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        まずは前回好評だった車両の生い立ちからですね!
     この車両は岡山県倉敷市水島臨海鉄道からの転籍車両です。
      この鉄道もキハ20系の宝庫で現在も4両が残っています。
         この路線もいつか訪れてみたい路線のひとつです。
 
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水島臨海鉄道のキハ20系
の特徴は全車冷房化されて
いることです。トヨタの車と同じデンソー製で、手元の資料
によるとコンプレッサーを駆動するために車両のエンヂンと
べつのもう1基エンヂンを
搭載しているようですが
磯崎駅での折り返し停車中
にはアイドリング時にかなり
のバイブレーションを車内で
カンジました。
もしかして主原動機からの
パワーテイクオフなのかな?
 
 いすみ鉄道の52はどうやらそちらのタイプのようで鳥塚社長はエンヂンに負担を
かけないようにクーラーは使わない方針とのことですが、ひたちなか海浜鉄道では
しっかり作動させています。また、写真のように扇風機も装備されていますので
車内はひじょーに涼しく快適でーす! 暑さに弱いわたしにはとっても嬉しい!!
 
 
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キハ205にもいまだけ限定の
代行バス表示のサボが。
オレンジとクリームの塗色には
とっても藍色が映えますね。
 
 
 
 
 
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露出オーバーでゴメンナサイ。
205でも進行中の運転席
の反対側にある車掌席は
ワンマン運行のために
開放されています。
制限なくここに座ってもOK
とのことですが節度を守って。
正面にある緊急ブレーキには
決して手をかけたりしない
ようにしましょう。
 
 
 
 
 
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延伸開通初日から地元の
高校生たちがたくさん乗車
してくれていました!
昼間は照明を付けてませんが
キハ2004と違いリノリウム
のせいなのか車内は明るい
雰囲気であります。
 
 
 
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現在の仮の終着駅である
磯崎駅に着くと代行バス
まだ復旧してない区間
のこりふたつの駅へ行って
帰ってきます。
そのあいだキハ205とキハ2004
は磯崎駅でおるすばん。
バスに乗らない人はその時間
たっぷり車両にふれあう時間
があります。
ぜひ応援券付1日フリー切符
を買ってその貴重な時間を
すごしてください。
いまだけの特典?だからね!
 
 
  
         と、まあ、比較的オリジナル状態を保っているがゆえ
 ほかの兄弟たちと比べれば冷房以外にはあまり個性のない205ではありますが
       美しい国鉄色を身に纏っていることもあり撮りテツにとっては
           もっともフォトジェニックな車両でもあります。
     とくにこの時期には中根駅周辺のグリーンカーペット状態になった
         水田地帯を走る205はバックの翠にとっても映えます。
    ぜひこの季節しか撮れない風景を見に湊線に足を運んでみてください。
 
 
             全線復旧も、もうあとすこしです。
                 がんばれ、湊線!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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              羽ばたけ 輝く未来へ