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鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

延伸復興おめでとう! ひたちなか海浜鉄道

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きょう、7月3日・日曜は東日本大震災でたいへんな被害を受けてしまった
茨城県ひたちなか海浜鉄道があとふたつの駅を残し、ほぼ復旧を迎えた日です。
ひたちなかさんとは、ひょんなことからこのブログに吉田社長からコメントを頂いた
こともあり、つねに気にはなっていたのですが先週土曜の一駅復旧からのきょう。
ちょうど時間が取れたこともあり、初めて乗るこの路線を5月のイベントに続き
早朝からJRに連絡する勝田駅へ訪ねてみました。 (  写真 上  )
 
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 出発進行!
 
鉄道の前途を祝福するか
のような真夏の晴天のこの日
待ちに待ったこの瞬間が
やってきました!!
車内に乗っておられた
やや緊張してる風に見える
吉田社長には
” 延伸復興おめでとう
      ございます ”  と
声をかけさせていただきました。
 
 
 
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5月の7両連結イベントの
ときに吉田社長に
”週末くらいは旧型車両
 お願いしますっ! ”
とたのんでおいたところ
このブログのコメント欄に
”やれることはやりましょう”
と書いていただきました。
約束を守っていただき
とてもうれしく思います。
 
 
 
 
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左の白いシャツの方が
吉田社長です。
きょうは那珂湊駅から
6~7名の職員さんが
乗車されました。
きょうからほぼ全線の復旧
ということもあり、私のような
シロウトにはわからない箇所
をチェックしているようでした。
 
 
 
 
 
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ということで、まずは仮の終点
平磯駅まで行ってみました。
このさきにあともうふた駅
磯崎駅とほんとうの終点
阿字ヶ浦駅があるのですが
そこまでの復旧は今月下旬
ということです。
 
 
 
 
 
 
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沿線はもう真夏の日差し。
列車が到着すると息つく暇も
なく、すぐにこの先へ行く
代行バスの準備が始まります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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5月に来たときは親会社の
茨城交通の路線バス車両での近隣幹線道路での代行
でしたが、もうあとはふた駅
だけの代行輸送になったこと
もありもう小さなマイクロバスで磯崎駅と終点阿字ヶ浦駅
結ぶようになりました。
 
 
 
 
 
 
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前回訪れたときには
曇天で黄砂が舞い
さびしいだけの阿字ヶ浦駅
であったが、今回は応援団
の方々なのであろうか?
線路の草刈りが急ピッチで
行われていました。
今月下旬完全復旧といっても
もう3週間しかありません。
 
 
 
 
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現在の仮の終着駅平磯です。
ホームにはちょっと不自然に アスファルトを盛った跡が
残っています。
震災の爪痕なのだろうか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 12震災時に各所で報道された
路盤が流出してレールが
宙に浮いてしまった地点が
金上駅中根駅のあいだの
このあたりです。
列車は感触を確かめるように
ゆっくりゆっくりと徐行して
この区間を走っていきます。
もともと他の線路より一段
低くなっている水田地帯に
築堤してレールを敷設した
場所と思われ、地盤とレール
の間で堤が動いたのだろう。
地震の怖さは揺の大きさでなく揺れている時間の長さだ。
土木に従事した経験があり
地元で伊豆沖地震震度7
を経験した私には判ります・・・
 
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復旧が完全に終わったわけ
ではないので現在も作業所
がまだ車窓から見えました。
 
 
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ひたちなか鉄道本社のある
那珂湊駅前では、地元が
世界に誇るB級グルメである
やきそばの無料試食会が
行われ乗客に紙コップに
盛られた太麺のやきそばが
振舞われました。
前にも書きましたがこうした
土地の名産を振舞う飲食の
屋台が出るのは成功する
第3セクターの特徴です。
だから湊線も大丈夫!!
 
 
 
  
 きょうは朝の8時台からお昼に刺身御膳を食べにおさかな市場に行ったのを
除けば、ほぼ丸一日旧型のキハ20系車両でなんども往復してみたり
那珂湊駅で地元応援団や高専生のイベントを見たりしてすごしたのですが
きょうはまだまだ完全復興への途中ということなのか、乗客もそんなにすごく
多くはなく、また、職員さんたちも緊張感いっぱいという雰囲気で
まだまだ手放しに盛り上がっているカンジには受け取れませんでした。
愛想を振りまいていたのは駅猫のオサムくらいだったかな?
ただ、この先は復興にたいへんな投資をしてしまったこともあり
ひたちなか海浜鉄道さん、イベントを仕掛けたりグッズを充実させたりというように
私たち鉄っちゃんをきっと楽しませてくれるような予感がします。
昨年あったメイドトレインや暑いビール列車なんかも楽しみですよね。
たくさんのキハ20系旧型客車や雰囲気ある関東の駅百選に選ばれた
風格ある那珂湊駅なんかを持つひたちなか海浜鉄道
これからおもしろくなる、いや、おもしろくならなければいけないんですから
今後はいすみ鉄道と同様、ぴったり密着してまたレポートしていきたく思ってます!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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           延伸復興、あらためましておめでとうございます。