赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

祝! 湊線全線運転再開  ひたちなか海浜鉄道

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さて、記事が前後してしまいスミマセン。普通なら前の記事の後編がくるハズですが
きょうは絶対にハズせないおおきな出来事があった日ですので割り込みマス!
そう、この7月23日は東日本大震災で路線に甚大な被害をこうむってしまい
全線で運転休止に追い込まれていたひたちなか海浜鉄道湊線が2段階の部分開通を経て終点の阿字ヶ浦駅までようやく全線開通した記念すべき日なのです!
 
 
 
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表題とこの写真の女性、
知っているかたいましたら
おしえてください!
じつは9:22発の列車に乗り
金上駅に停車すると
いきなりTBSの取材クルーが
たくさん乗り込んできたのです
このかたアナウンサーかな?
このあと、ブログ取材中の
赤い酔星も湊線について
ついに逆取材をうける
ハメに・・・
 
 
 
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と思いきや、その後クルーは
かぶりつきで撮影していた
ご年配の鉄さまに長時間の
インタビュー。
どうやらこちらの方のほうが
オンエアされる気配です。
 
 
 
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 7月3日に部分開通しいていた平磯駅から先の震災で地割れの被害をうけた
  区間に差し掛かると作業員さんたちが車両に安全確認の合図を送ります。
        みなさんの表情は心配はんぶん嬉しさはんぶん!
        震災からいままでほんとうにおつかれさまでした・・・
 
 
 
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阿字ヶ浦駅で撮影。
6月25日のひと駅開通から
このキハ205はいろいろな
サボをつけて走ってきましたが、ようやく本来のものが
返ってきました!
彼女にはやっぱりこのサボが
いちばんよく似合います。
 
 
 
 
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もっとも被害の大きかった
中根駅周辺の水田地帯。
あちこちで報道された地盤が
流出し線路が中に浮いた
あの区間です。
ここらの作業はもう7/3以前に終了していますが
全線運転再開の今日は慎重
に安全確認の合図を送ります
 
 
 
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 前回の湊線の記事のときには復旧作業のための作業所があった場所。
  きょうはもう重々しい復興板もはがされてサラ地に戻る作業中でした。
       おそらく田んぼをお借りしていた土地なのか?
      来年ここにもこの時期にグリーンの稲穂が育って
        はじめて完全に復旧なのかもしれませんね。
 
 
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11時からは那珂湊駅構内で
全線復旧記念乗車票が
販売されました。
台紙には震災の日の現場の
写真や復旧工事の工程、
また復旧までの歩みが
時系列で記入されていて
この期間に海浜鉄道に密着
していた3テツ赤い酔星も
目にした瞬間、目頭が熱くなる
ものがありました。
決して忘れてはいけない
記録です。
 
 
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構内で記念乗車票の販売が
ひと段落すると、那珂湊駅
ザーと通り雨が降り注ぎます
 
” 雨降って地固まる ”
 
とは申しますが、湊線にとって
ひじょうにさえ先のよい雨に
なったのではないでしょうか?
 
 
 
さて、このあとにもNHKのインタビューを受けてしまった3テツでありますが
その質問の中で
 
     ” 海浜鉄道の魅力ってなんだと思いますか? ”  
 
と聞かれまして、ウン、と考え込んでしまったのですが
ヨシッ、ここのところのブログ取材をするなかでうっすらと浮かんでいた
自分なりの考えをまとめてちゃんと話してくることができました。
まずはこのひたちなかの地の田園風景を旧型車両に乗って楽しめること。
それから、この旧型車両たちがここに来るまでの生い立ちに思いをめぐらせて
北海道や各地の乗りテツ旅にこころの中で浸れること。
また、ひたちなか海浜鉄道さんが苦労をしながらも彼女たちをしっかり整備して
われわれに乗車する機会を提供してくれていること。 と答えてきました。
そういう魅力があるからこそ、これからも湊線に通い続けます。
 
そう、これからなんです。
やっと全線復旧したのですが、決してこれで復興したわけではありません。
莫大な復旧費用がかかったわけなのですが、きょうのニュースでもいってましたが
こうした災害の復旧費用は半分を国と自治体が。しかし半分は鉄道会社が
負担しなければならないのだそうです。
そうでなくとも経営の苦しい第三セクター鉄道。いままでだって工夫に工夫をして
なんとかかんとか生きながらえているこうした鉄道会社にとって
この費用はいまも大きくのしかかっています。
震災直後に吉田社長がいすみ鉄道の鳥塚社長に宛てたメールの中で
” これからは営業をがんばって数年で・・・ ” という一節があったのですが
その営業に応えるのはわれわれ関東在住のテツたちです。
 
ひたちなか海浜鉄道は魅力ある鉄道つくりをお願いします。
また、思わず行きたくなるようなイベントの企画をお願いします。
乗りにいけない日も眺めて思いを馳せられるようなグッズ企画をしてください。
きょうのような日に売り切れ商品がたくさんあるようではいけません。
まして7月3日の延伸復旧の日に復旧記念乗車票が欠品しているようでは
まだまだ甘いと期待を込めて敢えて申し上げます。
ただ、そういう部分があるということは逆にいえば伸びしろが大きいということです。
実際にはこれからがたいへんなのかもしれませんが
イバラの道で喜んで、と書いて ” イバラ喜 ” というのかもしれませんね。
 
       がんばっぺ 茨城!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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そうすりゃ、ワシだってのんびりできるし・・・
( ↑ 駅猫おさむクン )
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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             湊線応援団のみなさんもおつかれさまでした!