赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

大雪の影響を受けた?夜のあじさい電車

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先週末、箱根登山鉄道へいつもの呑みテツ仲間7名と ”夜のあじさい電車” に乗ってきました。
沿線はこの時期、梅雨時のあじさいでいっぱいに彩られ、そのあじさいをライトアップして
全席指定の電車で徐行しながら、ときには途中で停車しながらゆっくり、という企画です。
このあじさい、実は元祖私鉄の営業努力ともいうべきもので、そもそも敷設された大正時代には
まだリゾートですごす人も多くはなく、トップシーズン前で梅雨時の客足いまいちのこの時期に
すこしでも多くのお客さんに訪れてほしいという願いから、なんと80年以上も鉄道員自らの手で植えられ
いまでも業務として本業の傍ら手入れを続けられている貴重な車窓の風景なのです。
そのかいあってか、今年も夜のあじさい電車の予約はいっぱいで週末のキップは予約開始日即日完売。
そんななか苦心していちばん見所の日に全員分の予約を勝ち取った私に待っていたのは ”3分咲き” (笑)
なんでも今年の冬の箱根は大雪でその影響であじさいの生育がひじょうによくなくこのような咲き方とのこと。
それだけに終始車内で流れるアナウンスでも車掌さんは残念そうで ”どうもすみません、ゆるしてください”
の連続、ちょっと同情してしまいました。
 
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車窓から見るあじさいは水銀灯にライトアップされているせいなのか、撮影が意外に難しく
明るいところは表題のようなカンジなのですがストロボ使用によって色は飛んでます。
スローシャッターで実際に見た目で撮ると下の写真のように見えます、暗くてゴメンナサイ。
 
しかしながら連日満員のお客さんになんとか報いようと、ことしは運転士さんがなんとなく知っている
ホタルの居場所の大捜索が行われたそうで、その一箇所に電車はジャストミートでピッタリ停車!!
藪の中の暗闇での正確なハンドリングに80年の伝統が培った鉄道員の心意気を感じた一夜の出来事でした。