商品構成がかなり淋しくなってしまったニッカ
新竹鶴はかなり入手しにくい状況で
それを補完する目的なのか?
おなじ価格で登場したブレンデッドモルトやいかに
・外観 色
うすめのゴールド
輝き・透明感 ◎
・香り
立ちは中程度からややよい
しっかり語りかけてくる印象
洋ナシ カスタードクリーム
奥からメタリック、若さを連想する香り
ミントやハーブのような青っぽい香り
ナッティ、ピーナッツバター
すこし飲んでからノージングすると
けっこうピートを感じる
黒土やピートそのものの香り
・味わい
アタックはかなりマイルド
バランスが取れている
まず熟した果実 赤いリンゴ
スルッとオイリーなテクスチャーが顔を出し
後半は樽由来のスパイス
ハナに抜いて乳酸っぽい
余韻は長い
白いスパイスとほのかな黒土っぽいピートを引きずる
あたらしく付き合い始める女の子と最初のデートで
出身や学校、職場や趣味を聞いてからその後を展開するように
初対面の酒はまず利いてみます。
そこからこういう要素を持っているからなにに合わせようか、
どういうスタイルがいいかと付き合い方を考えます。
ウイスキーにはあまりない群青色のボトルの色から
パフューミーだったらどうしよう?!とか思ったけど
もちろんそんなわけはナシ 笑
ベンネビスのクラシックな果実感を余市モルトが引き締め
宮城峡の再活性樽のスパイスを引きずるってとこでしょうか。