赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ

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もう先週に入手してはいましたが
ここんとこ秩父蒸溜所へ出掛けてたりで抜栓がのびのびに。
新製品はあちこちテイスティング上がってるし
自分のと比較して感覚を確かめたいところです

外観 色
濃い目のゴールド、やや緑がかっているか
輝き、透明感ともに ◯ (◎ではない)

香り
立ちは中程度
静かに語りかけてくる印象
印象的な黒土っぽいピートそのものの香り
背後にもっさりとした山の果物 
ビワ 熟した輸入物のイチヂク
奥から独特のスパイス、ねりからし 
焚き火の燃えさし
経時でツンとするアルコールや黒糖の香り

味わい
アタックは芳醇な麦の甘さを感じるが
すかさずハナに土っぽいピートが抜けていく
落ち着いて広げると熟したバナナ
後半は古木や算盤のような上品な木の香りが
再度ハナに抜けていく
時間が経つとようやく潮っぱさが出てくる

余韻
細めだがそこそこ長いのではないでしょうか

アロマティックなど宮城峡テイストだったが
こちらは裏ラベルにも書かれているように
余市テイストを意識したもの。
余市のヘビーピート主体というと
旧15年モノ以上の海洋性ピートを期待ますが
こちらは旧10年モノや旧NAのような
土っぽい内陸性のピートを身に纏っています。
ピートよりバーボン樽主体のバニラやバナナ、
余市によくあるもっさりとした山の果物のほうで
余市側原酒を楽しめるのではないでしょうか。
ストレートの場合、注いですぐならばこういった
余市側のモルト原酒の雰囲気を楽しめますが
いかんせんこの価格のブレンデッド、、
経時で意外に早くカフェグレーンの黒糖感が
出てしまうので、ナイトクルーズとはいえど
あんまりのんびりはできないのかなぁ、と 。。