赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

マルスモルテージ ”越百 ”( こすも ) テイスティングノート

イメージ 1

前情報はいろいろ入ってきてたので期待して待っていた
本坊酒造信州マルス蒸留所の越百( こすも )。
再開から実質3年しか経過していための深刻な原酒不足の打開策として
輸入スコッチ原酒とのバテッドを試みたという野心策です。

テイスティングノート
外観 色
濃いゴールド~淡い琥珀 輝き よい 粘性 ふつう
香り
立ちは普通~ややよい しっかり語りかけてくる印象
乳酸菌的な香り、ヤクルト
ピートそのもののニュアンス、新しい黒土
奥からフローラル、黄色い花 ヨーグルト
味わい
アタックでヨーグルトキャラメル 強めのアルコール
すこし遅れてピート由来の黒糖のような甘さ
ニートースト ハチミツと殻つきの麦の甘さ
ハナに抜いて黄色い花の香り
余韻 
細めだが長い ピリピリしたアルコール感とわずかな黒糖

ゆっくりすこし飲み進んでいくと、この酸味はニューポット?とカンジます。
熟成の足りなさを輸入原酒で補った、という先入観があると
やや肩すかし? なのもまた事実。
ただ、熟成の浅いウイスキーはゆっくり、時間をかけて飲み進めれば
ニューポット感はたいして気にならなくなるので
そこからがお楽しみ?とも思います。
グラスに注ぎたてよりもすこし時間が経ってから
スワリング(グラスを回して)してみると
いろいろと表情を変えた香りを取れるのも楽しいですね。
コスモというだけのことはあり、印象にも複雑さ、広がり感がある。
基本的にはピート主体のモルトウイスキーですが
ところどころに樽のニュアンスも見え隠れしたり。
それでも抜栓したてでややまとまり感が少ない印象もあるので
すこし時間をあげて、また味わってみようかと思います。。