赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

サントリー 膳 テイスティングノート

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この連休でとうに終売になっているサントリーの ” 膳 ” をみつけたので
さっそく利いてみました。
和食に合うウイスキーがコンセプトということで
マリアージュには天然ぶりの照り焼きを用意しました。


外観・色
麦わらから薄いゴールド 輝きはない 
粘性はわりとよい

香り
立ちは弱い~普通 クリアな甘い麦の香り
奥から柑橘 シェリー系の甘い香り

味わい
アタックで穀物様 ほのかな甘さ
真んなかでやや接着剤 かすかな渋み
後半でツンとした酸 

余韻
細いものだが短くはない マイルドに白いスパイス

ラベルに麦のイラストがあるように全体として穀物麦風味のモルト
安いわりにサントリーらしくそれなりに多層的ではありますが
食中酒を強く意識しただけにとてもマイルド、やさしいウイスキーです。
輿水氏の著書では杉樽原酒がキーモルトになっているものの
上層部へのプレゼンでは密かに鞄に隠して持っていたという
いちばん杉の影響が少ないサンプルが採用になったというように
杉樽のニュアンスらしきものは味わいの真ん中で一瞬感じるだけです。
この軽快さはわたしの晩酌のように
ストレートで肴を楽しむスタイルにはなかなか嬉しいですね。
杉下右京さんの元奥さんのお店でお煮〆を食べながら飲みたいな。
ブリ照りではちょっと負けちゃってるカンジもありますからね。。