赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

マッサンが最初に修行した蒸留所のウイスキー ロングモーン

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きょうは祭日、仕事も半日で終わったので
マッサンの昼の再放送を見ながら書いています。
先週末の放送でマッサンがスコットランドでの修行を回想するシーンで描かれた
蒸留所のモデルになったのは竹鶴政孝が最初に修行をした蒸留所、ロングモーン。

” 日本でワシゃあ、こちらで造られたウイスキーを飲んで
心が揺さぶられたんです! ”

といわせしめたウイスキーとはどんなものなんでしょう?
オフィーシャルでときどき見かけるロングモーン16年は8000円弱と
庶民がおいそれと手を出せる値段ではありませんが
ちょうどいいタイミングで信濃屋さんの店頭に並んでいたボトラーズもの、
エクスクルーシブレンジ 2007 6年 ロングモーンが
5000円ほどとちょうどいいお値段で見つかったのでさっそく試してみました。


外観 色
やや濃い目のゴールド 粘性よくない 輝きもあまりない

香り
立ちは普通~ややよい フルーティー 干し葡萄
奥からやや金属的 やや酸 穀物の甘い香り 
華やかな甘い柑橘のニュアンス オレンジピール

味わい
アタックは強い オレンジキャンディー 
真ん中で麦の甘さ ややニューポットのニュアンス
ハナに抜いても柑橘 後半やや草っぽい

余韻
長めなキラキラとしたスパイシー感 
甘い柑橘が幾重にも来るのが印象的

ひとことでいってもぎたてのすこし青い温州みかん
立ちの干し葡萄感も飲んだ途端、ニューサマーオレンジに化けてしまいます。
なかなか情報の少ないロングモーンですが 
土屋守氏のモルトウイスキー大全ではオフィシャルのロングモーン15年を評して
ビッグでフルーティー、スムーズでフレッシュ、次第にスパイシーに、、
とありますからこの価格でも充分にその特徴を体験できると思います。
同書ではロングモーンの頁を

そういう意味では、日本の母なる蒸留所といえるかもしれない

と結んでいます。
この国のモルトシーンではけっしてそうメジャーではない蒸留所ですが
マッサンを機会に一度経験してみるのも
この先のドラマを楽しむ上では一興ではないですかね。