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鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

JR青春18きっぷ 飯田線各駅停車のテツ旅 その7 前編 飯田線全駅下車への道

 
 
リアルタイムのほうではもう先々週にアップした
119とさよならになる各駅停車の旅をアップします。
第7回目を迎えるにあたり、両側から攻めて行ったために
まんなかの秘境駅銀座区間を残すことになり
効率追求のため、前夜から平岡に投宿することにしました。
 
 
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豊橋から平岡へ向かう途中で
前回の旅で女子高生との世間話に夢中になりすぎて見逃した
” 渡らずの橋 ” として有名な第六水窪川橋梁をしっかり記録する。
資料によってはこの橋がある区間を間違って記載してあるので注意!
正しくは城西駅向市場駅間にある。
乗ってるとほんの1~2分で通過してしまうのでしっかりかぶりつくべし。
 
 
 
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   前回の旅であまりの寒さのために
   断念した伊那小沢駅
   前日中に訪問してしまう。
   ここも天竜川の景観が美しい
 
 
 
 
 
 
 
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 かつては貨物をおおがかりに
 取り扱っていた駅でその遺構が残る。
 現在は保線ために活用しているようだ。
 
 
 
 
 
 
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約2時間ほど待ち時間があったので
持参した酒や弁当でのんびり過ごす。
ようやくやってきた119に乗っていたのは18券シーズンということで
ほとんどが鉄っちゃんばかりで、交換の電車が来るまで
思い思いにホームのあちこちででテツ談義、楽しい時間だった。
そのなかにこのブログの全駅下車挑戦中の記事を知っていてくれた人もいて
横で聞いていた車掌さんそっくりかえるばかりに驚かれる。
でも、車掌さんは年中全駅下車やってるよね。
 
 
 
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前日は平岡駅の駅ビル内にある
ふれあいステーション龍泉閣に投宿する。
近隣の天然温泉から湯を汲んできた天然温泉に入れる。
出来てから10年ほど経つというがとてもキレイで
設備も最新、アメニティーも完璧なすばらしい宿舎だった。
酒の自販機も充実している。
もちろん日帰り入湯もできますよ。
 
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 始発電車。平岡発着という電車は多い。
 
 
 
 
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出発前、龍泉閣の宿直のかたとすこしお話した。
やはり119の話となったのだが
「 地元の人は新しい車両のほうがいいでしょう? 」と聞くと
「 いやいや、わたしら昔っからこの白いのですから淋しいですよ 」と。
わたしが伊東線伊豆急線の100系に持ってるような感情を
この人たちも持っているようだ。愛されてるんだな、119。。
 
 
 
 
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 してぐり
 
 
 
 
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駅前にはダム湖のみ。
民家は一軒もない。
完全なる秘境駅である。
物音を立てると水面に
吸い込まれてゆくような
とにかく山奥の静かな場所。
 
 
 
 
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  駅前には吊り橋しかない。
 対岸の林道のような未舗装路へ通じている。
 
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こりゃシカかクマでも出そうだね。
 
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淋しい雰囲気だな。。
 
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やはり秘境駅に似合う車両は119しかありえへん。
 
 
 
 
 
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  ぬくた
 
 
 
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この駅は谷あいの場所に
かなり大きな街があり
駅前に立派な歯医者さん
とかもあったりする。
この光景は朝7時半ころで
商店街には居酒屋や
洋食店もあり、昼間なら
食料調達はできそうだ。
 
 
 
 
 
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がしかし、わたしは朝の本数が多い時間帯は
せっせと乗り鉄稼業に精を出さにゃならなく
100円ショップで買い求めた
レトルト食品とパック酒の朝ごはん。
 
 
 
 
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119は学生といっしょに写っている絵がいちばん似合うと思う。
生活に密着した存在なのだ。
 
 
 
 
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ここもすごい秘境駅秘境駅ランキングの上位にある。
当然のことながら民家は一軒もないばかりか
駅以外のものはなにもなくクルマも入れない。
 
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駅の外に出るにはこのトンネル脇の急な階段を登る。
 
 
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登った先はこんなカンジになっている駅前メインストリート。
 
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  こりゃ、なかなかのもんですな。
 
 
 
 
 
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どっかと腰を下ろすと目の前に昔、見覚えのある穴の開いた石が転がってた。
土木工事のエンジニアをやっていたころに常陸南太田の現場で
岩山にトンネルを切削したときにおなじ穴が開いた石を見たことがある。
これは発破を固定するのにハンマードリルで空けた穴だ。
 
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駅の構造を見てみよう。
岩山を素掘りのトンネルで抜けたら次の山まで短い鉄橋で繋いである。
 
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で、繋いだ山は小さかったので発破で切り通したのであろう。
その際の石が後ろのトンネルの上まで飛んできたということだ。
切り通した山は発破と風化で無数の亀裂ができたのであろう。
ワイヤーネットで養生してある。
 
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で、その先にはようやくふつうの山肌があったので
すこし削って線路と駅を作った。
その先はまたトンネル、その先にもトンネルが見える。
いやはや、難工事だ・・・
 
ちなみにさきほどのメインストリートを2~30分登っていくと
学校とかもあるようなそれなりに開けた集落がある。
 
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そんな場所をも和ませる不思議な魅力が田舎電車119にはある。
これは導入時のカラーに戻されたE4編成。
 
 
 
 
 
 
 
 
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 かどしま
 
 
 
 
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 無人駅だし駅にも駅前にも
 な~んにもない
 殺風景な駅なのであるが・・・
 
 
 
 
 
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 そのちょいと先にはなにやら不穏な構造物が・・・
 
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不穏な構造物はサージタンク。
巨大な赤いパイプで発電所に繋がっている。
 
 
 
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そんなものものしい場所の雰囲気も
119が来ればいっきに和んでしまう 笑
短コロだからよけいに。
 
 
 
 
 
 
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 からかさ
 
 
 
 
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 天竜峡から出ている
 到着港。
 オンシーズンには
 かなり賑わうということで・・・
 
 
 
 
 
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旧三信鉄道区間の駅には不釣合いに待合室も巨大で
トイレもこのように地元の木材をふんだんに使った立派なもの。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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                                     後編に続く・・・