3テツファンの皆さん、すみません、すこし更新が滞りました。
さいきん仲間から ” ストーブ列車どーよ? ” と聞かれる機会が多いのです!
なるほど、年末年始の休みに訪れるにはそろそろ計画 → 予約の時期ですよね。
ことしの正月前後がちょっと恵まれていたのはJR-Eの企画商品で東北方面の帰省向けに
” ふるさとゆき乗車券 ” というキップがありました。あの高速道路一律1000円への対抗商品で
これを使うと上野~青森往復の乗車券は通常料金の10000円OFF! でした。
そんなわけで正月のあけぼの旅ではわたしのブルトレ行脚では始めて往復乗車をすることに。
予約はさほど難しくはなかったので1ヶ前10時打ちで、行き下段ソロ、帰り上段ソロと変化をつけてみました。
あけぼのは21:15 下り上野駅発。 夜汽車らしいゆっくりとしたスタートです。
そのころはまだ風情ある通称 ” 茶ガマ ” ことEF64-37号機の牽引。 (現在は通常の青いカマ)
子供の頃、新潟の祖母が上京すると父と迎えに出た40年前の上野駅の風景を思い出させる光景です。
さて、13番線地平ホーム改札前にある高級スーパー THE GARDEN で
たっぷり酒と肴を仕入れてホームへ!
今夜のお宿。 あけぼのソロです。
通路はこの狭さ!
おまけに入り口はこの低さ!!
通称 ” 茶室 ” (笑) と称される
カプセルホテル級のスペースであります。。。
あまりに狭すぎて写真がうまく撮れないほどであります が、たいへんよく下段ソロを書いた記事がありますので
ご紹介しておきます。 爆笑だよ。
デイリーポータルZ 寝台列車の個室の狭さを堪能する
こんなカンジでベッドの上で気をつけて呑みテツしながら列車は北へ・・・
長岡駅の車窓 もう真っ白!
ええかん酒も入って気持ちよくなってくると列車は上越線で山合いに入り、やがて勾配を感じるようになります。
のEF81に交換する駅、長岡に到着したところで事件は発生! 鉄道無線を聴いていると・・・
車掌 こちら2021列車の車掌です、運転士さんよろしくお願いします。
運転士 ・・・・・・・・・・・
車掌 運転士さん、感ありますか? 応答願います。
運転士 ・・・・・・・・・・・・
このやり取りがしばらく続く・・・
車掌 こちら2021列車の車掌です、指令応答願います!
指令 上越指令です。
車掌 2021列車の運転士さんからまったく応答がありません。
指令 了解しました、確認のため職員を向かわせます。
このトラブルはその後、無線機のトラブルで別のハンディーを持っていくことで解決した模様。
じつはこの旅から初めて無線レシーバーを持っていっていたのでやり取りを聴けて
内心チト得した?気分でした♪
その日は上野を出てすぐに踏み切り事故のため20分ほど停止信号で停車。
まあ、長距離長時間の運行なのでいろんなことがありますな。
わたしはといえばその間も崎陽軒のシウマイで楽しく飲っておりましたが。
ベッドの横にはこのようなかわいいテーブルがあり、就寝時には折りたたむことができます。
いちおう見所ポイントの長岡を押さえたので、酒も周りおやすみなさい Zzzzz......
翌朝は6:45の秋田駅あたりで目が覚めたようです。
あけぼのから見る曙
ここから先は車窓を眺めたり、いい風景があれば写真を撮ったり、またウトウトしながらすこし寝てみたり。
起きてから彼の地の車窓をを楽しめるけど、微妙に残り少ない時間が名残惜しくちょっぴり寂しいこの時間。
わたしはなんともいえず好きなのです。列車によって長い短いはありますが遠い地に来てしまった旅情を感じる
このなんともいえない複雑な感情というか。この旅では夜明けだったこともありさらに余韻に浸ってしまいました。
ただ、あけぼのではこの時間のあとに楽しいイベントがひとつありまして、それは ”いい弁当” (笑) です!!
”ジャン!” 大館駅名物 鶏めし~!!
すこし前の秋田オールスターズの旅でも書きましたが、大館駅では事前に製造元の花善さんに
電話で予約さえしておけば名物の鶏めしをひとつから指定した列車の指定したデッキまで
配達してくれます。 ( 大館到着 8:35 現ダイヤより)
中はこんなカンジ、またまた呑みテツ朝から再開!
鶏めし本体は超絶妙な味付け。甘いでもなくしょっぱいでもなく、サッパリでもなくくどくもなく。
また、大人からこどもまで全員がおいしいと感じるこの味。おかずは見た目たいへん素朴なものばかりですが
長年かけて洗練されているのか、これもほんとうにおいしく駅弁の醍醐味を感じてしまう逸品であります。
< 花善 > 0186-43-0870 http://www.hanazen.co.jp/
大館から先はおいしい弁当に舌鼓を打ちながらさらに贅沢な呑みテツ旅。
奥羽北線の雪景色が旅の空にさらに花を添えます。