赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

ただいま指導乗務中!   の季節かな?

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私事ですが、この9月10日にいままで勤めていた、とある交通機関の営業所が閉鎖統合になり
通勤でときたま電車を使うことになりました。
まあ、テツですからそれはそれなりに楽しい時間ではあるのですが、
特に楽しいのはJR中央総武線で、現在メインで使われているE231系,E233系の ”かぶりつき” です。
運転席後ろの目隠しはほとんど開いていることが多くここからの眺めは夜間などかなり美しい景色なのです。
 
この写真は移転になった翌日、公休であったもののまだ移転に伴う作業が山積みだったために
お昼前に公休出勤したときのものです。 
ゆっくりかぶりつきを眺めようといちばん前のロングシートでのんびりしていると
なんだか尋常ではない甲高い声? 音? が聞こえてこました。  何?? と見渡したところ
それはこの光景、じつは乗車するときに男女ペアの乗務員がいることはわかっていたのですが
それはどうやら始発の中野駅からこの運転士嬢の指導乗務だったらしい。 
また、私もときおり指導乗務を担当するのでわかるのですが、察するにおそらく初乗務かそんなもん。
そのなかのものすごい緊張したなかでの指差し呼称があの甲高い尋常ではない声だったわけです。
 
映像から見ると、横の指導員はちょっとダレた雰囲気ですが、そうではありません。
よく見ていたら、超・緊張状態の彼女の気持ちをほぐすためなのか
わざとやわらかく話しかけているように見えました。
友人の運転士にこのあいだハナシを聴いたのですが、電車の運転というのは想像以上に難しいもので
決してマニュアルにできるようなモノではなく、北斗神拳じゃありませんが一子相伝
マンツーマンで経験を語り継ぎ、その師弟関係は入社から退職するまで延々と続くものなのだそうで
社内にはいくつかの ” ○○会 ” とか ” ××一門 ” なる勉強会が存在するんだそうです。
彼女にとってこの指導員さん、なかなかいい人につきましたね! といったカンジでした。
 
また、途中の何箇所かの駅では先輩? とおぼしき制服氏が激励に来ていました。
いいものを見せてもらったな・・・  交通機関っていいよね。
 
わたしの会社では伝統的にベテラン乗務員が指導教官を勤めていたのですが
どうもあまり結果がよくない、ということで2年ほど前から担当する運行管理者が指導乗務を行っています。
私自身は以前に勤めていた別の会社が指導乗務を行っていなかったこともあり指導乗務不要論者なのですが
どうやらいい指導乗務ができたとカンジたときの乗務員はその後もなかなかいい乗務員になっているようです。
三つ子のタマシイ・・・ではありませんが、指導乗務から得るものはどうやら小さくはないようですな。
 
また先日の東北遠征では秋アキさんと乗った奥羽本線の701系でちょっと違う雰囲気の指導乗務を見ました。
 
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上の写真とくらべてどうカンジますか ?
 
バリバリの緊張状態ではなく、もうだいぶリラックスして運転している雰囲気。
指導運転士も安心して見ているカンジであります。
たぶん、鉄道学校というやつは4~8月が校内指導で9月から指導乗務なんでしょうかね?
だとすると、一ヶ月前はこちらの運転士さんも上の写真みたいだったのかな?
 
 
 
 
そんなふうに思ったのは当直で出勤したおとといの早朝のハナシ。
ナント偶然、上の彼女の電車にまた乗ったのです!
月が替わり、冬服の制服になった彼女と指導員さんははもう下の写真のような落ち着いた雰囲気。
大雨のなかのブレーキングも乗客にまったくショックを与えない、女性らしいやさしい停まりかたでした。
 
このブログは呑みテツのブログですから、そのうちにまた高尾あたりで彼女の車両に乗せてもらうかもしれません。
そんときは缶のハイボールをこぼさないように、また今日みたいにやさしく停まってくださいね、お願いしますよ!