すこし前になりますが、いつも近所のもつ焼き屋にあつまる呑みテツ仲間たちと
この8月22日(日)に青春18きっぷを使ってマル1日
信州の鉄道に乗りまくる呑みテツ旅に行ってきました!
おおよそのコースとしては早朝6:22に地元のJR中野駅を中央線特別快速で出発し
とって返してこんどはしなの鉄道で終点軽井沢まで行きます。
今回の旅には罰ゲームが用意されています!
あらかじめ計画されたこのタイムスケジュールはギチギチギリギリにプランニングされており
1本でもはずしてしまったら18:15の軽井沢発横川行き最終バスに乗り遅れます。
そしたらその場で軽井沢駅からシンカンセーン、約イチマンエーンの追加となるので~す!!
18券で1日2300円+αの超エコノミー旅になるか?
あるいは12300円の普通の旅になるかはテツのスキルと行動力次第! それでは出発進行!!
6:22 JR中野駅 まずは仲間のマカちゃんと233系中央線特別快速で小渕沢に向かう。
(写真なし、ゴメンゴ!)
途中でメールが入る、立川より乗車予定の古01氏が寝坊のため特急あずさで追いかけるとのこと。
その間も自分とマカちゃんは順調に朝からハイボールが進む。
7:05 高尾着 登山客に混じって乗り換えの小淵沢行き115を待つ。
今日も暑い。ホームにあるアイスの販売機が全部売り切れでアタマに来る!!
ヤケクソでキオスクのビールをあおった。
7:26 予定通り小淵沢に向けて発車。
途中塩山の手前で古01氏より、この駅で追いつくと連絡が入る。
先着したわれわれのむかいにスーパーあずさが停まると、いつもの笑顔で古01氏到着。
しかし、われわれの持ち込んだ酒の量をみるやいなや ” ダメだ、これじゃ途中で足りなくなる! ”
と言い残して韮崎で ” 小淵沢で追いつく! ”と下車してしまう。
10:20 小渕沢着 次に乗る小海線まではちょうど1時間あるのでホームでのんびり呑む。
写真まんなかのログは待合室でとなりが売店、居酒屋のようなものだ。
空がキレイ、空気がおいしい! 来てよかった!!
ほどなくして古01氏とT急ウテシであるみっどないとあろー氏が到着。
大量の酒といっしょになにやらあやしい肴を大量に持ってきた。
・ 伊藤ハムのポークソーセージ20本ほど
(西日本と東日本の境目なので東京にない商品がある、ようはすこし豚が入った安い魚肉ソーセージ)
・ 馬肉の燻製 1センチ角で呑みテツの肴にはぴったり、大ヒット!
・ なぜかパックに入ったモツ煮込み。なんでこんな時間に入手できたの?
11:20 小海線をキハで出発。トップシーズンのせいか車内は立つひとがいるほど大混雑!
我々はみんなカラダがでかいのだが、しかたなくワンボックスで呑みに入る。
が、そこはプロの呑みテツ師、みんなもちこんだ大量のロックアイスで急場をしのぐ。
小海線は意外に景色があんまり面白くない。古01氏いわく、” 山の上なんだから山の景色は見えない ”
なるほどねぇ。ご丁寧に美しい川があっても交差してるので一瞬しか見えないのだ。
途中、JR最高標高地点の野辺山駅に着くとかなり乗客が降りた。
どうやらそういうツアー客だったようで観光バスが駅前に停まっている。
汗をぬぐいつつ、ハイブリッドのE200系とかともすれ違いつつ13:29 小諸着。
ここでしなの鉄道に乗り換えなのだが、朝からいっしょだったマカちゃんは少年少女合唱団の同窓会のため
ここでサヨナラ。 我々と逆方向の電車で軽井沢に向かってしまった。
ここからは第3セクターのしなの鉄道に乗って上田まで向かう。
しかしレトロな115にこのアーバンっぽい塗装はどんなもんなのかねぇ・・・
出発まで20分ほどあるのでホームを探検してたらおもいろいものを見つけた。
13:52 小諸を出発 ここらはあんまり見るべき車窓でもなくずーっと普通の街中・・・
14:13 上田着。
近代的な普通の駅舎だ、それもそのハズ、新幹線停車駅だもんな。
私と古01氏はあいそめの湯ったりきっぷという駅前温泉とセットの割引きっぷを買う。
あろー氏は所属グループ内なので社員証で乗車、いいなぁ・・・
14:24 上田発 日曜のこんな時間なのに乗客がけっこう多い。
女性客がおおいためかブラインドを閉められてしまい、車窓が楽しめず残念だが
途中、くだんの ” まるまどりーむ号” というかつての釣り掛けモーター電車のレプリカとすれ違う。
ホームに一瞬降りて撮影。
カッティングシートでかつての5250型を再現しただけというわりにはいい雰囲気を出している。
(というネタばらしは絶対してはいけないとlittleTGVの高崎あかぎさんにいい含められているが書いてしまった)
14:52 別所温泉駅到着。
いちおうここが今日の目的地。 駅前の あいそめの湯 という市営温泉施設に急ぐ。(といっても徒歩3分)
あいそめの湯、おすすめです!! ここの露天風呂からみる塩田平の風景は絶景ですぞ!!!
ほのかに硫黄の香りのいいお湯、新しいので清潔な施設、親切な係員さん、徹底したバリアフリー
充実したお土産屋さん、広大な駐車場、否を打つところがまったくありません。
とはいっても罰ゲームの新幹線が怖いので、和服姿の女性駅長にきっぷを切ってもらってそそくさと帰途につく。
夏なのでゆかたっぽい和服なのね。八木沢まい(鉄道むすめ@トミーテック)のカラフルなやつを
期待してたんだけど、まあ暑い時期なのでこれはこれで ○
行きは女性軍にブラインドを閉められて車窓を楽しめなかったが、この上田電鉄は景色が抜群ですな!
路線が短いため30分ほどしか乗れないのですが、線路の両サイドに塩田平の絶景がコンパクトにおさまり
見飽きるまえに到着するのがナイスです。八木沢とかの旧い駅舎をミントブルーに塗ってあるのもかわいい。
16:11 別所温泉発
16:41 上田着
16:56 上田発
17:17 小諸着 向かいの電車に乗り継ぎ
17:30 小諸発
いそげいそげー! バスに乗り遅れたらてぇーへんだぁ!!!
そんなこんだでこの間もボックスシートで飲みまくりながらずーっとテツ談義。
17:54 軽井沢着 ここでとうとうトイレに走る古01氏とみっどないとあろー氏と離れ
自分がバスの席確保のためターミナルに走る。
午前中に先発したマカちゃんから出発の5番ターミナルはいちばん端だと聞いていたので
ロスなく到着し、いちばん後ろの席で二人を待つ。 補助席まで使わないものの満員ですっ!!
空席はひとつもなくご相席多数の全席寿司詰め状態でございます。
18:15 横川行き最終のJRバスで軽井沢駅を発車 無事、罰ゲームを逃れる!
しばらくすると車内放送。碓井バイパス渋滞中のため、バスのコースは旧道めがね橋経由に変更となる旨。
ブーたれる乗客、喜ぶわたしら(笑) めがね橋は旧信越本線の鉄道遺構だもんねー!
まっくらな旧道峠道ワインティングロードを抜け、バスは横川を目指す。
中ほどで車内放送が入り、めがね橋の解説がテープで流れる間、バスもちょっとだけ停車、すぐ出発。
ほどなく真っ暗な横川に到着しました。
残念なことに、今日は有名な峠の釜めしが売り切れだぁーっ!
しっかしこの駅、田舎の駅の味がありますねぇー。
18:49 横川発 湘南色の115がまさに昭和を演出している。
出発するとすぐに国道にある釜めしの ” おぎのや ” さんの巨大販売所のネオンが空きっパラを襲う。
駅弁界の雄おぎのやはバブル期のモータリゼーションに生き残りの道を求めさらに事業拡大に成功した。
あの巨大販売所はその象徴である。経営者の企業の舵取りは誠重要であるなぁ・・・
ほどなく高崎に到着、ここからはフツーの電車に乗るが、混んでるのでウラワザを使う。
グリーン車乗車! ああ楽チンだ!! 4~5年まえから18きっぷでもグリーン券を買えば乗車可能になった。
だから疲れてくる最終の行程にグリーン車が設定されている路線を組むことはオジテツには重要なのだ。
(写真なくゴメンゴ!) 70キロまでたった700円よ、モバイルスイカなら500円だ、ここはぜひ押さえたい。
なーんて言ってていたのに夕方でみごとに売り切れ・・・
しかたなく古01氏とあろー氏はJR-Eのホームコンビニ、NEWDAYSでおにぎりと酒。
わたしはホームの吉野家でテイクアウト牛丼を購入したあとにNEWDAYSに向かったので
一瞬、ふたりとはぐれ叱られる、幹事失格じゃー。
途中籠原駅で3人の帰路に便利な小田原行き快速に乗り換え。
ここで高崎のNEWDAYSで買った飛び道具、” 冷凍みかんー ” 登場!
なにしろ今日は暑かった、とくに高崎駅は北関東独特のスゴイ暑さだったので冷凍みかんがウマイ!!
3人でむさぼるようにムシャムシャモグモグする、ウマイッ!!
ほんとうにきょうは1日昭和な旅であった。
たったの1日分ヒトコマ2300円でこんなにたっぷり楽しませてくれる青春18きっぷ。
JRさん、なくさないでくださいよ!