赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

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ウイスキーテイスティング基礎講座                ピート由来の香り味わいを把握する スコッチ文化研究所

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先月のテイスティング技術向上のための講習会、日本のモルトの回に続き

おとといスコッチ文化研究所で表題の講座を受講してきました。

実は先月の講座のシリーズで アイラモルトを理解する STEP2 というのが

今月末にあり、申し込んであるのですが、その受講前に推奨されているのが

違うシリーズではあるのですが今回の講座だったのです。

その理由としてはアイラモルトは通常のシングルモルトに比べて

ピーティー、スモーキーという独特な風味要素が加わるということなのでしょうか。

わたし自身アイラモルトボウモアラフロイグを始め大好きなのですが

単純にピートの効いたスモーキーということだけがアイラ系の特徴だとすると

現在7箇所あるアイラ島蒸留所の利き酒はかなり見分けづらいのもまた事実。

ということなのかどうなのか、前回と同じ講師の谷嶋氏は

彼らしい化学的な見地でいうとピート由来の香味は大きく4種類が挙げられ、

そしてそれらを意識して利くことでアイラモルトの見分けは

意外に簡単にできることを教えてくれました。

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講師である神楽坂のバー Fingal オーナーバーテンダー 谷嶋元宏氏


また資料として各蒸留所の造りの特徴をこと細かく提示していただき

どうしてこの蒸留所とこの蒸留所は似た性格になっているのか?

なぜこの蒸留所は樽のニュアンスが強く出ているのか?

なども論理的にわかりやすく理由づけてくださり

アイラ好きな自分としてはたいへん興味深い講座になりました。


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しかし実質1時間半で風味のドぎついアイラモルト5種類をブラインド状態で

自分のテイスティング、全体のディスカッション、谷嶋氏の説明テイスティング

矢継ぎ早に呑み続けるのはやはりけっこうキツかったのもまた事実。

基本いいモルトはマイペースでゆっくり味わいたいものでありますね。。