赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

さらば、麺や七郎!

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わたしが住んでいる街は中野区若宮。 ここは典型的な安アパートが立ち並ぶ区域です。
したがって遊ぶとことかうまい店なんかはなにもないのですが
両隣の西武新宿線野方、都立家政といった街には日本を代表するような名店がいくつかあります。
きょう行ってきたのはそのなかのラーメン店 麺や 七彩、いやそうではなく ” 背油 麺や 七郎 ” 。
” ではなく ”  というのは無化調というラーメンの新分野を創出したこの名店にはさまざまな営業形態があり
午前~夕方までは無化調・喜多方ラーメンの ” 七彩 ”。 夕方から深夜までは地元の中野区内で醸造された
味噌を使った味噌ラーメンとタンメンの ” 江戸甘 ” 。 
 そして定休日には独立を志す若手従業員にチャンスを与える意味で1日店をまかす
この七郎を始めとしたサードブランドがいくつか存在します。
わたしはもともと東京が生んだの文化のひとつである背油ラーメンが大好きなのですが
最近ではその対極にあるキレイなスープのな七彩のラーメンばっかり。
 
がしかし、その七彩で背油をやるといわれればもう、砂糖のまえのアリさん状態です!!
 
もともと背油ラーメンの位置づけというものは呑んだあとのよっぱらった胃袋に
化学調味料と油の ” 強い味 ” でガツンとやるところにあるのですが、ここのコンセプトは無化調。
 
ものごとって、ちょっと心の向きを変えると見えてくるいろんなものがありますよね?
よくよく考えてみると背脂ラーメンってじつはやさしい味になる要素をたくさん持っているのがわかります。
 
本来の背油ってのはカラダに対しては悪者で、獣脂ってやつは体温がヒトより高いために
食べると体内で固化してしまい、残念ながらよい影響はありません。
わたしもトシ&体型的には避けなければならないんだと思います。
ただ、写真を拡大してみるとわかりますが、七郎ラーメンではあまり脂の浮いた雰囲気はありません。
もちろん食べてみても不思議なのですが食べてるときも食べたあとも口がギトギトすることは皆無なのです・・・
察するに、作るところをよく見ているとスープ、野菜、仕上げの段階でさまざまな油を何回もいれている。
おそらくそれがこの ” キレイな背脂らーめん ” の秘密なのではないかと思います。
ただ、それだけに手順が多いのでお店のなかは超タイヘンそう。
” 自分がやったときは片付けメチャクチャなんですよー! ” といってましたが
笑顔でそういえるのはお客さんにおいしいものを食べてもらいたいからなんでしょうね。
 
食べてみた感想としては、とにかく味が円やか。
スープのなかのあらゆる要素が背脂で包み込まれてすごくやさしい味にカンジますしやはりキレイな味です。
背脂系のスープですが、まったくギトギトしないでスープの色はにごってますが食感はキレイなのです。
また、これおそらく七彩の無農薬のもやしとキャベツをつかってるのでしょう。
わたしはこの手のラーメンのいわゆる ” 野菜 ” というトッピングが苦手なのですが
味も食感もとても楽しめました。 また、口の中でスーッと溶けるチャーシューも絶品ですよ!
これならば ” え~ 背脂なんてギトギトでいやだ! ” とゴネる女の子にもよろこばれますって。
 
が、このサードブランドは残念なことにきょうでおしまい。
なんでも、まもなく東京駅構内に七彩の支店ができるため、人員面でちょっと無理になるようなのです。
残念。 こんど食べられるのは独立したときなんですかね、 まあ、それはそれでまた楽しみですが 笑
 
まあ、テツですから呑みテツのあとの仕上げに旨いラーメンが食べられる場所ができるのは大歓迎です!
 
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きょうの酔っ払い撮りテツシリーズは西武鉄道20000系で~す!
東武にも兄弟がいるこの最新鋭車両、何年かあとには2000系のレモンイエローに変わり
こいつのシルバーとブルーが沿線の風景になるんでしょうか・・・