津軽鉄道は楽しかったけれど、おたのしみのあとが大変だった!
♪~ 帰りの~道は遠かった! 来たとき~よりも遠かったっ ~♪
とはまさによくいったものです。地元の呑みテツ仲間やlittle TGVのお嬢様がたに津鉄のお土産を買い
あとは21:21の上りあけぼので上野まで。で、早朝なにごともなかったかのように出勤する・・・
ハズでした。
強風のため65分も遅れて到着するという、これでは次のリゾしらは待ちきれないしアテにならないし・・・しかたなくリゾしらは事故扱いとしてキャンセルしてもらう。
ま、そんなわけでいつもどおりのキハ40のひとになりました
こうなると鉄のカタマリのような
キハ40が頼もしく見えるから
不思議ですよね~。
この塗色が五能線カラー
なんだそうです。
後ろでは津鉄のキハが
お見送りしてくれたのだが・・・
こんなにお天気自体はよく見えるのですが、乗車してものの3分もしないうちにその強風ですよ!
津軽名物の地吹雪に会い、一瞬でマドというマドに雪が張り付き、な~んにも見えなくなりました。
う~ん、今日は先が思いやられるなぁ と。
14:11の特急つがるも考えたのですが、駅で状況をきくと23分遅れだといいます。
そのあとの14:54は弘前駅発なので大差ないといわれ、引き続き普通電車を選びました。
がしかぁ~し! 入線していた701系に乗り込むと、青森から遅れている普通電車の乗り継ぎのため
27分遅れて発車予定だといいます、ショック! ケイタイで秋アキ師匠に報告すると
” 気をつけて・・・ ” とやさしくいってくださいました、ホッ。
その後も途中駅でドアに雪のカタマリが詰まり、警告灯が消えなくなるというトラブルでさらに遅れ
ようやく秋田駅に着いたのは18時すこし前。 秋アキ師匠、寒い中をお待たせしてスミマセンでした。
でも、駅から至近の料理屋
に着くと元気が戻りました!
秋田名物きりたんぽ鍋!
鶏肉のおダシがたっぷりと
きりたんぽに染み込み
熱燗との相性バツグン!
秋田県にご縁ができて
ほんとうによかったなぁ
と思います。
こちらも秋田名物ハタハタ!
中からこんなにタマゴが!!
わたしは魚卵が大好物です。
この、なんというか、プチプチ
の歯ごたえはなんともいえず
頭をちぎって中骨を抜き
丸ごと食べる食べ方なんかも
おしえていただき、食もホント
鉄道旅のいち部分ですよね!
乗り(呑み)テツでよかったと
思える瞬間です。
しかし楽しい時間は早いもので。おたがいに大好きな鉄道のハナシは尽きないのですが
いつも秋アキ師匠はわたしがあわてなくても済むように早めに送りだしていただけるのですが
残念なことにそういう時間になってしまいました。
秋田駅中央改札横の待合室までお送りいただき ” いやぁ、あけぼの大丈夫だよな? ” なんて
冗談をいいながらまたの再会を約束して握手をしてお別れしたら・・・
ほんのすぐあとにあけぼの20分程度の遅れとのアナウンス。 ま、雪で ” まけぼの ” (ウヤになること)
よりはマシだよと前向きに待っていたところ現れたあけぼのは表題の写真のような姿で秋田到着しました。
わたしが気持ちよく呑んでる間もあけぼのは戦っていたのです、敬礼!
6号車ソロの狭い狭い個室に潜り込み、仲間にメッセージなどやりとりしていると
二日間のハードワークのせいなのか、心地よい暖房のためなのか、いつの間にかZzzz....
このまま上野にすこしだけ遅れてたどり着き、あとは出勤かと安心しきっていたのですが。
がぁしかぁ~し! 明け方4時半ころにトイレに起きまして、毛布に包まってまたしばらくしまして
ちょっと寒くて目を覚ますと・・・ 車窓の景色が変わっていない。さっきはどこかの駅?と思ってたら
どうも駅間で停まっていたらしいのですわ。 こんなときに限って無線レシーバーをつけずに寝てしまう。
ほどなくハイケンスのセレナーデに載っておはよう放送、上越線内除雪のメドが立たず今まで停まってた
メドが着き次第越後湯沢まで行って運転打ち切り、上越新幹線Maxたにがわ402号に振り替えです。
6:52 越後湯沢着 7:10 MAXたにがわ402号発車・・・、ふぅー
重い足取りで越後湯沢駅新幹線ホームに移動。はじめての2階席の眺めはくやしいことに
大清水トンネルを抜けるとすばらしい朝日。旅の終わりとしてはよかったようなそうでもなかったような。
でもテツのあとあとのハナシのネタとしては、そんなに悪くはなかったんでしょうね。
< こんかいの費用について思うところ >
18きっぷ旅を標榜したタイトルからすれば、最後にあけぼのに乗った時点でもう反則。
ただ、昨年までの旅のテーマ、ブルートレイン完乗を達成する過程で特にたびたび廃止問題に挙がる
あけぼのについては ” 乗って残してあげたい ” という思いもあり
そこに乗れるチャンスがある以上乗らないわけにはいきませんでした。
34600円-宿泊費5500円-あけぼの18600円+はまなす9750円+航空券13800円=34050円
とするとこれはこれでそこそこインパクトのある旅のプランでした。
また、安さだけ追求すればストーブ列車に乗ったあとにおとなしく逆コースで新潟に向かいムーンライトえちごで
帰京すれば総額でたったの16510円で0泊3日たっぷり乗れることにもなりそれはそれでまた別の意味で
満足できたのではないかとも思います。
ま、しかし。 旅のデザインはひとそれぞれ。
わたしの鉄道の楽しみ方は呑みテツであり、それで秋田経由にすることで秋アキ師匠とたっぷり呑めたし
タイムリーに就航したハイブリッド青池にも乗れたし、津鉄で去年のクルーと再会もできたし
今年のこの時期の遠征としてはこのプランしかなかったかと満足しています。
途中運転打ち切りだけは余計でしたけどね 笑
あけぼの号、大雪の影響で
除雪のメドが立たず
越後湯沢駅で新幹線に
振替輸送となってしまい
重い足取りで階段に向かう
早朝の乗客たち・・・