きょう、10月24日(日)は大糸線を引退したキハ52を導入することで話題になっている
いすみ鉄道の懐石御膳列車というイベントに参加してきました。
じつはこの企画、おとなりの小湊鉄道では毎月2~3回行われているたいへん実績のあるものなのですが
それをいすみ鉄道で、ということで今後キハ52詣出を重ねるであろうことのへ下見を兼ねての参加です。
定員28名という狭き門にすべりこめたのはラッキーでした!
日曜の午前中に東京駅発10:00 わかしお5号に乗車するとで懐石御膳列車の出発地大原駅で
11:46に接続というゆったりペース。
大原駅のいすみ鉄道物産店の奥にある改札でスタッフの山田さんが笑顔で参加者を迎えます。
実施方法としては、ダイヤどおりの11:46発の列車にもう一両連結してそちらのみでの開催
この いすみ200形 という車両はけっこう小さいのでテーブルを置いたらもうギチギチ、通路もありません。
こんかいの ” ムーミン懐石列車 ” と銘打った企画、千葉に根付いた鉄道ということで
料理のテーマは ” 地産地消 ” 。ほとんどの素材を千葉県産にこだわったのが特徴なんだそうです。
向付 山芋のいくら和え (千葉県産自然薯を使用)
刺身 まぐろと真蛸のお造り (千葉は漁業も盛んです)
煮物 地元野菜の炊き合わせ (里芋など地元野菜を使用)
煮魚 子持ちかれいの煮付け (地元でこれから旬の魚)
焼物 鶏肉のアップルソースがけ
揚物 豚肉のチーズロール揚げ (房総豚を使用 千葉は知る日とぞ知る酪農県です)
蒸物 茶碗蒸し
飯物 ヒジキご飯 (房総ヒジキを使用)
水菓子 柿(旬の果物)
私は和食レストランで料理長も勤めたことがあるのですが、そういう目で見てもたいへんしっかりした料理。
正直、いつも小湊鉄道でやってるものの流用だろう、とタカをくくっていたのですがいい意味で裏切られました。
これだけの仕込みをするのにはかなりの時間を要するハズです。
個人的にはこのヒジキご飯、茎の太っといヒジキでしっかりとダシが出ていてたいへんおいしゅうございました。
真ダコも甘かったし、身のシマったカレイも日本酒が欲しくなる味わいだしけっこう大きかった!
これに缶ビール、食後のコーヒー紅茶、1日乗車券がついて4800円というのは、まあ商売というよりは
純粋なイベントといったほうが正しいですな。 もちろん参加者は大喜びです!
この方が噂の鳥塚社長です。 トークの中で ” 楽しい時間は短くて・・・ ” と何回も言っていたのですが
所要時間70分のなかでのこのイベントはあまりに短く、その点だけはちょっと残念でしたかね?
鉄橋の上でムーミンが釣りをしてるところとかの説明やお土産のセールスなどしていたら
あっというまに終点の上総中野に到着してしまいました・・・ 往復走らせてもよかったんじゃないかな。
が、そんな短い時間の中でもデザートのけむり饅頭をせまい通路を通って参加者ひとりひとりに配ってくれた
鳥塚社長に ” キハ52、ありがとうございますっ! ” とひとことお礼を言えたのはよかったデス。
うれしそうな顔をして ” JR西の車庫に入れたらもう終わりでしたからね! ” といってくださいました。
今後はキハ52を使ってのホタル列車とかいろいろな企画があるようです。
とにかく いすみ鉄道、これから期待してますよっ!!