赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

グレンフィディック12年 テイスティングノート

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このブログはフェイスブックと連動しています。
最近はFBのお友達にまたプロのバーテンダーさんが増え
勉強のつもりで徒然なるままにときたま書いているこのテイスティングノートも
あんまり的はずれなことはだんだん書きにくくなってきました 笑
また、ブログのほうもいくつかのブログランキングに参加しているのですが
ウイスキーの記事を書くようになってから日々100近いアクセスをいただき
たいへんありがたく、さらにがんばって書き綴りたく思います。



香り
立ちは弱い~普通 まず、ほんのりピート感 泥炭そのもののニュアンス
つぎに麦のニュアンス、飲み進むとわずかに樽もわかる
奥のほうからフルーティー、煮詰めたラ・フランス、シチリアレモンのニュアンス

味わい
アタックで甘み、すこし酸味、総合して淡くフルーティー
真ん中からハナに抜いてレモンドロップスが芳醇
後半の僅かなほろ苦さもレモンのニュアンスを助長する

余韻
そこそこ長く留まりはするが細い

こういう状況であちこちで答え合わせができるモルトを選んだ小心者です 笑

グレンフィディック12年は私がこの人生で初めて買ったシングルモルト
20年くらい前に英国車のオーナーズクラブでスタッフを務めていた時分、
メンバーでクルマの評論をしていた方のお手伝いをしていたことがあり
その先生が持っている蓼科の別荘にお呼ばれしたときにお土産に買いました。
先生はアイリッシュが好みだったのですが当時あんまり売っていなかったので
おもしろいカタチをしたこのボトルを選びました。
30人ほどのメンバーと家族のパーティーのあいだ
先生はこのボトルを巧みに隠して開栓されるのを防ぎ
皆が寝静まったころに ” だいじにしまっておかないとな! ” とつぶやき
高いところにある戸棚のいちばん上の奥に入れたのを見て
ああ、先生が普段アイリッシュを飲んでるのは安いからなんだ・・・ と悟りました。
先生は当時、元勤めていた会社の取締役を辞して文筆家に身を投じたばかりで
お子さんの教育費にも窮するほどの生活だったのです。。
ひさしぶりのスコッチのシングルモルトがよほど嬉しかったんでしょうね!

また、今回は日ごろいただいているたくさんのアクセスに感謝を込めて
写真を大幅にグレードアップいたしました!
普段はオリンパスのミラーレス機純正のズームレンズで撮っていますが
今回からむかし、Contaxのフィルム用一眼レフで使っていた
Carl Zeiss社のPlaner50mm F1.7にアダプターをかまし
オリンパス E-P2で撮影しています。
開放から半絞りだけ絞っておりますがラベルに会わせたシャープなピントと
前後に置いたグラスの美しいボケ、深みのある発色がなかなかよいなあ、
とひとり陶酔しておりますがいかがでしょうか? 苦笑