赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

はじめて買ったウイスキー サントリー角瓶

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近所の工房まで古着をなおしに出しにいった帰り、

コンビニでトイレを借りたのでなんか買わなきゃ、とウーロン茶を買ったら

愛読書である ” BAR レモンハート ” の常連、松っちゃんがいつも飲んでる

ウイスキーのウーロン割り、指定ウイスキーは角瓶を思い出し

棚に並んでた角瓶も買っちゃいました。



外観、色
濃いゴールド?、薄めの琥珀色? まあクリアー

香り
むかしの物に比べ立ちはおだやか
甘い香り、シェリー原酒かな?、奥から黒土系のピート

味わい
アタックは甘い、グレーン原酒のニュアンスが色濃いが悪くない
まんなかから後半でアルコールが強い、ピリピリする

余韻
まあまあ長い、やはりピリピリ

※ 基本設計からしてストレートで飲むのは想定外なようです



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ロックで・・・

やはり割って飲むことを前提としたウイスキー
ロックで溶け出した少量の水と交わることで
バラバラだった風味がイッキにまとまってくる印象
特にシェリー原酒のニュアンスが主張を強める
甘みが強調される
ウイスキーは強いアルコールに風味が閉じ込められていて
加水することで開いてくるというのがよくわかります。

水割りで・・・

サントリーが勧めるハーフロック、水と1:1で。
おもしろいもので甘みは抑えられ
ストレートのときにカンジたピリピリスパイシーが出てきます。
だいぶ氷が解けてきてもかわらず。


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ウーロン割で・・・ 笑

BARレモンハートで松っちゃんは ” ボクはお酒弱いんで・・・ ” 
というセリフは何回も出てくるので角瓶はシングル。
また、話しながらマスターはカラカラと軽快に音を立てながらステアしてるので
氷は多め、ウーロン茶の銘柄はわからないのでとりあえずトップバリュ
これが意外に悪くない!!
水割りでカンジたピリピリはまったく影を細め
マイルドな甘みのアタック、奥からウーロンの香ばしさが円く開く。
立派なカクテルとして成立してるカンジです。。
お客は松っちゃんとメガネさんだけで延々静かな時間が流れ
その間、一杯のグラスから角瓶の風味を探しながら、
ウーロンの風味を探しながら・・・というのは意外にハードボイルドな飲み方かも?
ハードボイルドといえばメガネさんのほうなんですけどね 笑

角瓶はわたしが人生で初めて買ったウイスキー
小五のとき父の日に黄色い紙の箱に入った角瓶を贈りました。
ちょっとだけ嗅がせてもらった印象はカクテルフルーツ。
大人ってこんなにおいしいもんを飲んでるのか。。 という印象。
しかし、いまの角瓶にはフルーティーという印象はまったくゼロ。
お正月にジェイズバーで当時モノのトリス・エクストラを提供していたのですが
思いのほかにパフューミーな香りは明らかな付け香。
あの当時、角瓶は原酒含有率は5%以下のハズなので
カクテルフルーツもおそらく付け香だったのでしょう。

現代の角瓶はウイスキーとしての成り立ちはまともになったものの
ウラハラに淡い酒になったのはいかにも皮肉。
当時モノの角瓶でサンボア流のハイボールを飲んでみたいなぁ。。