さよなら乗車で箱根湯元まで行ってきました。
わたしは実家が熱海、途中から湯河原で
とくにHiSEにはさんざんお世話になっていたので
最後の最後、おわかれをいいに行ってきたのです。
ともあれ、RSEには初めて乗るのでさよなら乗車というわけでもなく
HiSEの展望席が湯元発最終しか取れなかったので
じゃあそれなら、とついでに乗っただけのことです。
新宿発10:40はこね15号RSEが到着。
いままでに見た鉄道車両の終焉とちょっとちがう風景なのは
まわりにいたテツではない一般の乗客もいっせいにケータイのカメラを向ける!
これはつねに通勤通学の家路のなかに
ロマンスカーがしっかりとけこんでいる ” 生活特急 ” な証拠。
みんなカラダがちょっとキツイ日とかお世話になってるから
ロマンスカーが引退するのをほんとうに惜しんでいるんだ。
それに特急料金は3ケタだからお気軽に乗れる。
小田急ってそういう路線。 普段の通勤は混んでるからすごくハードだけど。
あと、あちこちにこういうのが貼ってあるからみんな知ってる。
読むとけっこうグッとくることが書いてある。
この日の女性車掌さんは訓練乗務のようだった。
ブリッフィングを受ける後姿から緊張がカンジられる。
「 まあ、ハナシの種にRSEも経験しておけよ 」ということなのかな。
” ついで ” ではあったけど
せっかくなので2階展望席のスーパーシートを奮発した。
明るくてなかなかよし。
2階スーパーシートからの風景その1
キャメルトロフィーのセミファイナリストになったころ
トレーニングでさんざん走り込んだ多摩水道橋付近の思い出の川原。
2階スーパーシートからの風景その2
ザ・優越感!!
小田原から先はスーパーシート以外の
空いてる席に座ってもOKなので最前列のかぶりつき席に座ってみた。
伊豆急の黒船列車みたいな雰囲気かも。
箱根湯元に到着してもごらんのような大歓迎。
長年がんばってきたんだから最後にいい思いしたっていいわな。
彼女にはF士急へお嫁入りのハナシもあるそうで
なんとか余生を幸せにすごせるようにしてあげてほしいもんです。
その後、最終のHiSEまで7時間ほどあるので
天山温泉郷でまったりしたり
鰻の名店、友栄で青鰻を食したりして過ごす。
この日最終のロマンスカーがやってきた。
引退する10000系HiSEだ。
誇らしく ” THE LAST RUNNING ”
わたしとHiSEのお別れのときがやってきた。
学生のころ、初めて展望席に乗ったのも彼女。
就職してから東北方面への営業でカラダがズタボロになっていたときに
やさしく家まで送ってくれたのも彼女だった・・・
この日のロマンスカーの最終ということもあり
さすがに見送りは少ない。
いまとなっては、やや古めかしい展望席。
2段のはしごがある場所は中2階にある運転席に登る場所だ。
ビール片手にこの風景を眺めるのは
呑みテツとしてはこれはもう至福のひととき。
展望席というDNAはVSEに。
また、他社乗り入れのロマンスカーというDNAはMSEに
それぞれ引き継がれていく・・・
こんかいの旅のもうひとつの目的は
このUN製メタルフードの使い勝手を試してみることだった。
常用している14-42mmというレンズの評価は私はフレアの多い逆光に弱いというものだったが
チョートク先生の評価はまったく正反対の逆光に強い優秀な、というものだった。
ならばとオリンパスプラザでおしえてもらった ” 高級フード ” を奮発したら?
表題のRSEは半逆光、多摩川の写真は薄日ながら逆光。
どちらもフレアはまったく出ていない、チョートク先生の評価が正しかったわけだ。
40.5mmというフィルター径は一連のロシア製ツァイスコピーに多い口径だから
きっとチョートク先生はそんなののフードをを流用してたんだろうな。。
それにしてもなんでオリンパスはPENのレンズにフードを用意しなかったんだろう?
マイナーチェインジした電動ズームの14-42mmには用意されているだけに謎だ。