赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

JR東海・青空フリーパス JR飯田線各駅停車のテツ旅   その4 (後編)

 
( 前編よりつづく)
 
 
イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 とうえい
 
 
 
 


地元の春まつりでは鬼に扮した湯立神楽があり
それにちなんだ鬼の顔を模したたいへんユニークな駅舎です。
近隣には天竜川水系の名水を使った酒蔵があることから
そこのショーケースなども置かれています。
 
イメージ 21
 
 
 
 
 
 
駅の外側から見ると
顔は書かれていない。
町営のマイクロバスが
運行されています。
 
 
 
イメージ 9
 
 
 
 
 
 
 
駅舎内には土日祭日限定
ではありますが
” ちゃちゃカフェ ” という
ちょっとしたカフェがあります。
 
 
 
 
 
 
イメージ 10
 
メニューはこんなカンジ
 
イメージ 11
 
 
 
 
まさか旧三信鉄道区間
あったかい食べ物にありつけるとは・・・
ここは大井川以西の関西文化圏なので
うどんのダシも透明なコンブだしでした。
ごちそうさま。。
おかげで朝にコンビニで買って持参していた
6つのおにぎりは午後の2時間待ち駅での
貴重なおやつに使えるようになった。
 
 
 
イメージ 12
             旧三信鉄道時代の貴重な古い資料なんかも展示してある。
 
イメージ 13
 
        臨時快速秘境駅号という企画列車が休憩で停車していた。
 
 
 
 
 
イメージ 14
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  いずんま
 
 
 
イメージ 15
 
 
 
 
 
 
 
 
 
真横を流れる大千瀬川と
国道のハザマにあり
駅への入り口がわかりにくい
 
ここから静岡県に入ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   上市場駅
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
ある意味、たいへん衝撃的なロケーション。
こんかいの旅の自分内ルールとして全駅に下車している証明として
駅舎を外から撮影して掲載することを決めているのだが
その写真はどう考えても1枚目の写真しか撮れない。
だれかに場所を説明するのなら~さんちと~さんちの間の路地の上とでもいうよりほかにない・・・
 
イメージ 4
敷地の中の遮断機のない踏み切り。
だが、近寄ると ” 列車に注意してください ” と音声が流れる。
ハイテクなんだかローテクなんだかよくわからん。
 
イメージ 5
 
ここいら旧三信鉄道区間飯田線は午後に3時間に1本という時間帯がある。
この日はこの駅でその時間をすごすことにあらかじめ設定し
ウイスキーや肴、おやつや読書を用意して
次の列車が3時間待ちのため千鳥乗車で出馬に戻って帰って通り越すことで
戻る時間2時間を計画していた。
 
ところが・・・
 
出馬にもどる列車は為栗駅構内で人身事故が発生したために遅れが発生。
14:20発の列車は中部天竜に65分遅れで到着したとアナウンスが入る。
奇しくもこの上市場駅と出馬は飯田線中もっとも駅間が短い600mだが
地図もないし、なにしろ人気がないため誰にも聞けず道が確認できない。
おおいそぎで時刻表を確認して違うプランを練るがなかなかかみ合わず。
ひとつ戻った出馬からこちらに戻る列車は15:29。
これは出馬をあきらめて先のプランを進めるか・・・ と思ったそのとき。
乗るはずだった戻る列車が15:14に現れた!!
おそらく乗客のほとんどいない秘境駅区間を通過してきたため
ほとんどタッチアンドゴー状態で遅れを取り戻してきたのだろう。
出馬までの駅間は2分なので、結果として10分ほどの余裕をもって出馬で下車し
駅周辺を撮影して予定通りに15:29の戻る列車に乗ることができた。
結果的にこの3時間に1本というダイヤによって命拾いしたわけだ。
 
 
 
 
 
イメージ 6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  きょうも旧塗装の
  119系に乗ることができた
 
 
 
イメージ 8
 
駅前にあった美しく紅葉を迎えたイチョウ
 
ここでも約2時間の待ち時間があったので街を歩いてみるが
折りしも日曜日ということもあり、ここは銀行やヤマハ音楽教室もある街なのに
商店街は休みなのかつぶれたのかぜーんぶ閉まっている。
が。。 わたしの足音に気づいた犬が吼えると
ほとんどすべての家から年寄りたちが顔を出し、無表情でわたしを見つめている・・・
軽く会釈をしてとおりすぎたが、なんともある意味恐怖の体験であった。
 
 
 
 
 
 
イメージ 16
 
 
沈む夕日が美しいやねーなどとノンキに写真を撮ってみたのだが
なんと! 凹んだ山の稜線には中央構造線が走っているというのだ!!
地学オタクのわたしにはなんとも興味深い地形なのだが
その事実を知ったのは帰ってきて飯田線のガイドブックを調べてから・・・
 
イメージ 17
 
 
 
 
この写真のほうが
よりわかりやすいかも?
要するに山の左右ので
地質が違うために
崩落してしまったということ
だとたぶん思う。
この先の伊那大島駅
近くに中央構造線博物館
というのがあるそうなので
いずれ訪れてみたい。
 
 
 
イメージ 18
 
駅の手前にある昭和40年代に列車を止めて架け替えられたという
大瀬川第二橋梁は塗装工事中。
” 上り列車通過5分前!! ” などと放送が流れていた。
この下の川原はアユ釣りのポイントなんだとか。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 19
 
 
ちょっとブレましたが山崎さんちの魅惑の夜感鉄道みたいに撮れました!
ニッコールもいい味出しています。
さてさて、到着時間も18:30となり、これ以上進むと新幹線に遅れます。
前回は20駅進みましたがこんかいは内陸に入り込んだため
帰りの時間を勘案すると始発から進めても11駅だけで終わってしまいました。
 
 
イメージ 22
 
 暗くて見にくいのですが
駅裏にはキレイに手入れをされた茶畑が広がっていました。
このへんの急峻な地形は植物についた露が
速いスピードで斜面を流れ、その澄んだ水分が
薫り高いお茶を作るんだそうです。
( 静岡県出身なので知ってます )
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 20
 
 
飯田線だけになかなか言い出せんかったが!?
もう半分以上来たので言い出しちゃいます。
 
飯田線全駅下車を宣言します!!
 
現在全94駅中51駅まで制覇しました。
わたし自身、全駅下車というものに初めて挑戦しているのですが
実際にやってみて沿線の地形に興味を持ったり
山合いの暮らしの厳しさに触れたり、沿線の人の飯田線への親しみをきいたり
たいへんに興味深い旅で、都内からだとちょっと費用がかさみますが
それでも次にまた行けるのが毎回楽しみでなりません。
すべて制覇したらばそれに挑むにあたっての作戦や
効率的に乗り降りする工夫なんかも公開しますね。
また、いちばん下のURLには過去旅をまとめてありますので
もし興味がありましたらクリックしてみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(  # 51/94  11/20 )