赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

3・11 Rail Ways GROUND ZERO 三陸鉄道・島越駅

イメージ 1
 
 
結局、先月27日に訪れた、津波でなんにもなくなってしまった
島越駅の記事を書こうと思うまでいままでかかってしまいました。
写真中央の階段の先にはメルヘン調のかわいらしい駅舎があって
写真中央右よりには高架に載せられた線路があった。
現地まで行ってこの目で見たのにそれを受け入れるまで
いままでかかってしまったのです。
 
3・11。 あの震災の津波によって三陸鉄道のみならず
太平洋側の東北の鉄道路線はほとんど全てを失ってしまいました。
その事実に鉄道員もわれわれテツも、いま立ちすくんでいます。
しかしもともと、ここにあった鉄道は先人たちが明治から昭和の時代に
創造してくれたものでそこにあるのがあまりにあたりまえで
それが多くの先人たちの血と汗の結晶で
場合によっては彼らのたいせつな人生と引き換えに存在していたことを
忘れてはいなかったか?
 
そんなことをこの写真の場所。
暮れ行く津波によって消失してしまった線路と島越駅跡地で
思うところまでいかず、心のスミでカンジていたようです。
それを表現するコトバを見つけるのに3週間かかりました。
 
三陸鉄道はかならず復活します!
 
ひとつまえの記事に書きましたが
写真家中井精也さんのブログ・一日一鉄のすこし前の記事に
震災で路線を失ったあとだというのに
そこには鉄道員たちがすばらしい笑顔のポートレイトが載っています。
7月30日記事のキャプションに書いてあったのはこういうこと
 
わたしたちが三陸鉄道で出会ったひとたち。
被災地で熱く説明をしてくれた営業の赤沼さんも
朴訥に奇跡の車両の話をしてくれた吉田運行部長さんも
あんまり心が熱くてうっかり・・・してくれた橋上駅長も
一生懸命にオークション品を説明してくれたまめぶさんも
久慈から陸中野田まで短かったけど笑顔で運転してくれた運転士さんも
みんなみんなあの写真とおんなじ笑顔でした。
こんかいお会いできなかったみなさんもきっとおなじだと思います。
あまりいいキッカケではなかったかもしれないけど
長年の赤字続きですっかり忘れていた
三鉄は地元に絶対に必要とされているということに気づいたそうです。
必要とされているから、役に立っているということがわかったから
いつでもあの笑顔でいられる。
だから三鉄のみなさんはこの先、復興の前にある大きな壁も
あの素晴らしい笑顔で乗り越えていくでしょう。
 
だからきっと大丈夫、三鉄は絶対に復興します!!
 
そしていつか、それは近い将来。
 
完全復旧した三陸鉄道に乗りに行ったら
久慈駅でうに飯弁当を食べて
特製弁当を二つくらいは食べて
高架の上からウミネコたちを餌付けして
折り返し島越駅に行って
真新しい高架上のホームから
また夕日を眺めて写真を撮って
 
ここに貼りたいと思います。
 
 
赤い酔星
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
木村裕子さん、もしこれを読んでいたら。
リアスシーライナーのイチバン電車はJTB木村ツアーでいただきましょう!
赤沼さんにいまから予約しといてください 笑
車両は36-105、奇跡の車両じゃないとダメです。
ツアー料金に特製弁当を含めるのは絶対にわすれないでください、JTBさんお願いします!