赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

秩父蒸溜所ブレンデッドウイスキーセミナー  吉川アンバサダーとホワイトラベルを楽しむ夕べ・夏!

 

 

私の主催で表題のセミナー

秩父蒸溜所ブレンデッドウイスキーセミナー
吉川アンバサダーとホワイトラベルを楽しむ夕べ 夏

秩父蒸溜所から吉川ブランドアンバサダー様をお招きし
蔵前のBAR ボウシュさまで昼夜の二部、
 表題のウイスキーセミナーを主催させて頂きました。
秩父モルトウイスキーがなかなか入手しにくい中
ブレンデッドのホワイトラベルはブレンダーさんの
たゆまぬ努力によりかなり買いやすくなりました。
その親しみあるブレンデッドウイスキーの構成原酒を
5種類プラスアルファ実際に説明つきでテイスティングしながら
どの原酒がどの香味を形作っているかを体感するセミナー、
第一部ではBARや飲食店でウイスキーを提供している
プロフェッショナルの皆様向けにお客様と会話の糸口に
なるようなエピソードを交えたお話を。
第二部では肩肘張らずにカジュアルな雰囲気の中で
楽しくお話しながらご説明頂きました。
このお酒の成り立ちを思い出しながら飲めば
夏のハイボールがさらにおいしく感じられると思います。

吉川さん、楽しい時間をありがとうございました。
お店を提供して頂き、進行を担当して下さった
蔵前 BARボウシュ大久保様 長坂様 感謝申し上げます。
猛暑の中 お集まり頂いたみなさんおつかれさまでした!
 
 

秩父第二蒸溜所ノンピートニューポット
秩父蒸溜所2ndフィルバレル原酒
③グレーン原酒
④ピーテッドモルト原酒
⑤クラシカルエディション
⑥加水前ホワイトラベル カスクストレングス原酒

講師の秩父蒸溜所ブランドアンバサダーの吉川由美さんと
今回会場としてお店を提供下さったBARボウシュ クラマエの大久保さん
スタッフの長坂さん

大久保さんと長坂さんはウイスキー文化研究所のスタッフだった方で
イベント開催のプロフェッショナルとしての素晴らしいお仕事で
迅速に美しくサンプルのセッティングをして下さいました、大感謝!


たいへん人気のある蒸溜所のセミナーなので昼夜二部の2回開催致しました
こちらはプロフェッショナルの方を対象とした第一部のみなさま



二部はウイスキー愛好家のみなさまをお招きして
いろんなエピソードを交えた楽しいお話を頂きました!
 
 
 
 
 
 
 
 

秩父ウイスキー祭 イチローズチョイス・シングルカスクシングルグレーンウイスキー シークレットハイランド1994-2022

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イランドのグレーンだって

立ちは中程度からややよい
しっかり語りかけてくる
華やかで甘い香り
赤いソーダ水のフルーツポンチ
奥から古木香 英国家具の木香
キャラメルマキアート

アタックは赤いフルーツ 熟したプルーン
度数以上のアルコール感、けっこうドライ
生木の辛さ
意外に長い余韻 古木の渋辛を引きずる
加水で樽辛が強烈になる

グレーンっぽい極端な甘さがないから
あんまりシングルグレーンっぽくないんだな 、、
枯れた樽感が心地よい大人のウイスキー

 

秩父ウイスキー祭 ワールドブレンデッドウイスキー2022

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評判いいらしい

立ちは中程度からややよい
やさしく語りかけてくる印象
フローラル 白いお花、いっぱいのツツジ
奥からミルクチョコレート 心地よい樽香

アタックはベリーフルーツと樽苦、樽渋
大人のほろ苦さ
味わい中盤から後半にかけて上品なビターチョコ
味わいを取れば余韻は中程度、樽感を取れば長め
甘いスイーツの中のシナモンを引きずる

なるほど 、
秩父リフィルバレルの効果がわかりました
シェリカスクフィニッシュとは似て非なるモカってとこかな
 
 
 

ドーノッホ シングルモルトウイスキー 2017 3yo Cask No.001/OB

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まずはお手並み拝見

立ちはとてもよい 訴えかけてくる印象
モロにあまーいシェリーの香り
ザラメ、べっこう飴、安いいちごジャム
奥から燻蒸の硫黄の香り
アタックはシェリー樽のあまやかさ
高速パンチで硫黄感がハナに抜ける

舌の上に広げて強烈めな樽苦
余韻は強く長い 
焦げた樽のニュアンスとベリーを引きずる
開くのと経時とでどんどん硫黄感が強くなる
コレ樽んなかにシェリー酒いっぱい残ってたんぢゃない?

ノーサインでど真ん中ストレート直球勝負
ネガティヴもいるけどポジティブシェリー樽も満載!
ここから先は樽まかせ⁈
でも、狙いどおりに造れたんならいいよね 、

こんだけの どストレートシェリーは過去にないな 、、、
この蒸溜所はベンチャーウイスキーのように
この時代の舵取りをしていく蒸溜所なんだろう。
ボトルは買えなかったけどこのフレーバーは覚えておこう 。。
 
 
 
 

秩父 ザ・ピーテッド2022

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あまいという噂だけど

立ち香の強さはは中程度
静かに語りかけてくる印象
フルーティー パイナップル
奥から梅酒っぽい 
なかなかピートが見つからない?!

アタックはやわらか
樽由来のバニラ、バナナ
舌の上に広げてシロップ漬けの白桃
ハナに抜いてようやくピートの香り
焼いた樽の焦がした内側のスモーキー
余韻は細いが長い
ここで始めてピートが主張する
焦げた焼きミカンの雰囲気

ある程度熟成が長いんでしょうね、、
秩父のピーテッドというと強烈な印象でしたが
そういう先入観だから肩透かし喰らいました 笑
樽がいいんだろうからバーボン樽の典型的な特徴、、
バニラ、バナナ、オレンジが強いのかなぁ、と。
ピーテッドだから煙たくなきゃいけないって訳ぢゃない 、、

 

ファン・ゴッホ『ひまわり』 ラベル ミルトンダフ2012

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ミルトンスキーなので

立ちはやや大人しめ
おだやかに語りかけてくる印象
バレルらしい溶剤感 チューブの風船玩具
駄菓子屋のひもつきクジのみかん飴
奥からメントール

アタックはまだ若さを感じる
いきなりアルコール感がツンツンと強い 唇ピリピリ
ただしそれは何故か心地よい
レモンシロップやサントリーのライムシロップ
余韻は強いが長さはやや長いという程度
ミルトンダフによくある枯れ葉のニュアンスを引きずる
数滴の加水で上白糖のようにオイリーな甘さが顔を出す

熟成8年のシングルカスクらしい元気印のミルトン!
59.6%のわりには教師びんびん物語
が、余韻の先にこの蒸溜所らしい個性がしっかりとある樽だと思います。。
 
 
 

余市ノンピーテッド

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透かし喰っちゃうの?
立ちは中程度
静かに語りかけてくる印象
バニラやヤクルト
奥からほのかにロースト感のある香り
ミントやハーブ

アタックはおひさしぶりの山のフルーツ
熟し過ぎた洋ナシやリンゴ
ハナに抜いてやっぱりロースティー
余韻はほどほど
シロップ漬けの洋ナシのようなまったり甘を引きずる

ピートがなくても余市余市、、
お山のもっさりフルーツとロースト感は
フェノール値のある余市よりむしろわかりやすい印象です。
以前コンビニで1500円くらいで売っていた
余市NAはバッチのバラツキがけっこうあって
その頃にあっさりしてるなぁ、
と思ったバッチによく似た印象を覚えました、、
わたしはコレ好きです!