ここのところ、もう約一ヶ月前の18きっぷ旅を振り返っているわけですが
今週中に振り返っておかないともう来週は次の遠征なので、夏の最後の旅。
本来ならばこの旅はこの前の旅の後半に位置するハズでした。がしかし、時間が取れなかったために
やむなく二分割し当直明けの午後に、まずは王子にあった営業所から大宮に向かいあまり好きではない
新幹線というヤツに乗って八戸に向かいます。
テツならば新幹線をあんまりおもしろくないと思っているのはみな同じようで、このまえ秋葉原の鉄道居酒屋
little TGV で新幹線のビデオを見ながら呑んでいると、おなじ呑みテツの同士、うたげちゃんがモニターを見て
しみじみと ” 奴隷船だよねぇ・・・ ” といいました。確かにみんなで狭いシートにおひざそろえて5列で座って
いる光景は、なるほどそういうたとえもあるもんだなぁ・・・ と思ったり。
ここからは ”世界一カッコ悪い電車 ”701系で青森まで向かいます。
しっかしホントカッコわるいわ・・・
が、当然そのときは真っ暗闇でなんにも見えなかったわけで、あらためて昼間に訪れてみると
美しい山と田んぼの世界が楽しめ、この前の昼間の羽越本線を以前にあけぼのやトワイで乗ったときのように
ああ、夜に1回通過したくらいでエラそうに ” 完乗 ” なんていっちゃいかんなぁ、と思います。
前半はずーっとこういった山と田んぼの景色の車窓が続く。
青森に近づくと海の景色に変わります。しかし東北本線は保線がしっかりしてるのか線路がキレイ!
17時台に青森着。 暑いわ~っ! ここは冷たい生ビールでしょう!! ということで青森駅から
事前にリサーチしてあった海鮮料理屋に行くが、きょうは日曜、休み・・・ (日曜休みとは書いてなかった)
民芸風の店へ行く。ハデな外装からあんまり期待はしなかったのですが、おばちゃんの津軽弁での
あたたかいもてなしとリーズナブルな値段でまあ安心して呑めるお店。当たりの部類ではありました。
これだけ時間があれば寝台列車乗車前に銭湯かサウナにでも行きたいところですが、事前のリサーチで
周辺にそういうものはないのがわかっていました。ということで高速バス乗り場のベンチで仮眠。
外はけっこう暑いので45分前にホームに行きました。
まだまだはまなすは入線してませんが反対ホームには23時台の列車が停車中。 クーラー~ と
涼をとりに中に入ると うわぁーっ!!! 非冷房車だぁーっ! 田舎恐るべし・・・・!などと面白おかしくいうと
津鉄沿線出身である、これまた little TGV のキキちゃんが悲しそうな目をするのでここだけのハナシと・・・
まもなくDE10がはまなすを持ってきた。進行方向逆向きだが上野のように推進回送ではない。
反対側には青函トンネル専用機関車であるED79がいるハズだ、見にいってみよう!
うわぁーっ すごい老兵だ・・・ 貫禄あるなぁ・・・
縁の下の力持ち。トンネルから漏れてくる海水に長年打たれて錆びで真っ赤になったその姿、その迫力に
思わず脱帽。違う交通機関なれど運行管理に携わるモノとして思わず敬礼してしまいました。
今夜のお宿です。増21号車というのは多客時に増結するB寝台車なんだそうです。
しかしこれがあるおかげで乗りたかったカーペットカーが連結されていなかった。
はじめてのBコンパートメントです! (はまなすには個室がありません)
古いけれど、しっかり手入れがなされた車内はとても好感がもてました。
がしかし、さすがにクーラーは弱く、トイレのドアはきゃしゃで心もとない。
函館の機関車交換は見たいけれどいちど起きてまた寝られなくなったらあすのキビしい行程にコタエます。
なんとかZzzz..... とおもいきや車両がギーギーうるさいのとよく揺れるためが
目が覚めてはまた Zzzz.... の繰り返し。 起きたときにテツ仲間にメールしてみたりして過ごしました。
やっぱり横になって寝られるというのは大きいんですねぇ・・・
そうこうしているうちに見慣れた札幌手前の風景、貨物札幌駅の景色が見えてきました。
さすがに非電化王国、赤熊さんいっぱいいるなあぁ。
晴れ男のサガなのかきょうも快晴です、こりゃ暑くなりそうだ・・・・
前夜メッセージを送った、これまた little TGV のユキンコちゃんからは
” 鉄道に抱かれて眠れたようでなによりでしゅ ” とメッセージが返ってきました。
札幌駅前でたっぷり酒と肴と氷とおにぎりを買って、さあ、ここから18きっぷ旅のはじまりです。
きょうもいっぱい列車に乗れるぞ!!
( 長くなりすぎたので後編につづく・・・ )