赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

KANOSUKE NEW BONE

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京フェスで特に印象に残った酒 、
テイスティンググラスで精査してみた 。

立ちはよい
軽やかに語りかけてくる印象
ブラックチョコレート   マロングラッセ
オランジェット
奥からロースティーな甘い香り
キャラメリゼしたバナナ
焼いた樽のニュアンス

アタックは魅力的
コケティッシュな酸味に寄り添う紅い果実の甘さ
そこから徐々にカカオ様のビター感
ハナに抜いてここで初めてニューポット香
余韻は中程度からやや短め

2年でここまで仕上がっちゃったの?
(実質8ヶ月なんだって!)

フェスのブースでちがうサンプルや
ニューポットもいろいろ全て試飲したが
どれも全てオフフレーバーや未熟成香は少ない。
かなりいい仕込みをしてるんだなぁと …

熟成の早い南国にはこれが必要なんだろう 。
蒸溜時のオフフレーバーを抜くには樽熟成に手伝ってもらうのもアリだけど
南国では熟成が速いからそう何年も寝かせるわけにはいかない、
寝かしすぎれば樽辛になったり熟成のピークを越えてしまうだろう。
だから仕込みの段階でキレイに仕上げるのが得策なんだと思う。

流石、ジャンルは違えど蒸留酒の専門家が作った酒 。。