赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

三越伊勢丹限定 秩父2012 ミズナラヘッズ #1718

イメージ 1

ミズナラヘッズ、、
バーボン樽の鏡板をミズナラ材に交換したもの


立ちは普通
あま〜いかおり   桜餅
ほのかに若木の香り  あんこ
奥からクランベリー 
ハナに抜いて奥の奥に伽羅がある、時間はかかる

アタックは芳醇な麦の甘み
追いかけて心地よい樽渋
若木を伴った酸味
ハナに抜いてフレッシュなハチミツ
余韻は中程度

伽羅がなんとか見え隠れしているかなぁと思う。
秩父蒸留所へいくと、北海道で購入したミズナラの原木を
丁寧に自然乾燥させているのを見ることができます。
ズナラというと長期熟成させたものに
伽羅や白檀といったオリエンタルフレーバーが
付与されるというのが一般論ですが、肥土さんの持論は、
材をしっかり乾燥させていればそんなに長くなくても
そうしたフレーバーは付くのではないか、
S社の樽にそういう傾向があるのは、
戦時中の混乱下では充分な乾燥が得られなかったせいだ、、
というのも中の人だっただけに説得力があります。
この樽に関していえば鏡板だけなせいで、
秩父バーボン樽の個性に負けて、
若木のニュアンスがオリエンタルより強いかなぁとも思いますが、
それでもなんとか伽羅が取れたのは
肥土さんの持論を裏付けると思います。
現在熟成中のミズナラホグスヘッドに期待しましょう、

これなら生きているうちに飲めると思います。。