赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

駒ヶ岳 ネイチャーオブ信州 ~ 信濃蒲公英

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つい先日、ちょっとした、が実はけっこう重要な所用があって
信州マルス蒸留所へ竹平所長を訪ねて訪問してきました。
初日、竹平さんは不在だったもののファクトリーのスタッフに歓迎して戴き
二日目は所長とことしのマルスについてお話しを伺いました。
そのときに冨迫マネージャーのおすすめもあり
駒ヶ岳 信濃蒲公英をディスティラリーショップで購入、
仲間内の前評判では、さいしょ固いよ~ とのことだったので
まあ、まずはとるものもとりあえず抜栓です。

外観 色
やや濃いめのゴールド、輝き・透明感◎
気温のせいか浮遊物等は多めに見られる

香り
立ちはふつうからややよい
おだやかに語りかけてくる印象
ハチミツ 湿ったウェアハウスの香り キャラメル
奥から根菜の煮物 黒糖

味わい
アタックでまず酸味、甘みが強めにくる
続いて心地よい樽渋 熟したクリアタイプの林檎ジュース
後半、栗の渋皮煮のニュアンス
ハナに抜いてよく熟した秋の山の果物 輸入イチヂク

余韻
細いがやや長め ハチミツ、林檎

たいへんテイスティングが難しかった一本。
写真を撮っているときにふと感じたのはハチミツ香で
ははぁん、これは新樽メインなのかなぁとおもいきや
熟した紅い果実のなかに湿ったダンネージ式貯蔵庫の香りもあり
はてさてピート?それともと思ってから裏ラベルを見たらなるほど、
隠し味的に長熟シェリカスク原酒が入っているとのこと。
なるほど、古樽から溶出したポリフェノールを取るべきでしたね。
マルスの第一樽庫(マルスでは貯蔵庫とはいわない)の
最下段を見ると、ラック式ではあるものの床は土の上に砕石が敷いてあり
実質、ダンネージ式とおなじ効果が得られているハズです。
こうやってボトルの香味と見学した体験が一致するのって
ウイスキー旅人としてはとてもうれしい体験だったするんだなぁ。。