つい先日、ちょっとした、が実はけっこう重要な所用があって
信州マルス蒸留所へ竹平所長を訪ねて訪問してきました。
初日、竹平さんは不在だったもののファクトリーのスタッフに歓迎して戴き
二日目は所長とことしのマルスについてお話しを伺いました。
そのときに冨迫マネージャーのおすすめもあり
仲間内の前評判では、さいしょ固いよ~ とのことだったので
まあ、まずはとるものもとりあえず抜栓です。
外観 色
やや濃いめのゴールド、輝き・透明感◎
気温のせいか浮遊物等は多めに見られる
香り
立ちはふつうからややよい
おだやかに語りかけてくる印象
ハチミツ 湿ったウェアハウスの香り キャラメル
奥から根菜の煮物 黒糖
味わい
アタックでまず酸味、甘みが強めにくる
続いて心地よい樽渋 熟したクリアタイプの林檎ジュース
後半、栗の渋皮煮のニュアンス
ハナに抜いてよく熟した秋の山の果物 輸入イチヂク
余韻
細いがやや長め ハチミツ、林檎
たいへんテイスティングが難しかった一本。
写真を撮っているときにふと感じたのはハチミツ香で
ははぁん、これは新樽メインなのかなぁとおもいきや
熟した紅い果実のなかに湿ったダンネージ式貯蔵庫の香りもあり
はてさてピート?それともと思ってから裏ラベルを見たらなるほど、
なるほど、古樽から溶出したポリフェノールを取るべきでしたね。
最下段を見ると、ラック式ではあるものの床は土の上に砕石が敷いてあり
実質、ダンネージ式とおなじ効果が得られているハズです。
こうやってボトルの香味と見学した体験が一致するのって
ウイスキー旅人としてはとてもうれしい体験だったするんだなぁ。。