赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

JAMESON CASKMATES テイスティングノート

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一年ほどまえにペルノリカール日本法人主催の
シネ・メトゥ マスタークラスに参加した際に紹介されて、
アイルランド本国やニューヨークのバーシーンで大人気ということで
すっごく楽しみにしていたジェイムソンのカスクメイツが
限定的ながらようやく国内で入手できるようになりました。
なんでもジェイムソンを熟成した樽をブリュワリーに貸し出し
スタウトを醸造してもらった樽でジェイムソンをフィニッシュしたというもの。
さらに本国ではその樽をもう一回、ビールに使ってもらい
さらにその樽でブレンデッドにフィニッシュをかけた
STOUTというジェイムソンも存在するとか。
ビール風味のウイスキーならピザや肉料理とのコラボも楽しいか?
という期待も込めて、まあまずは精密テイスティングです。


外観 色
濃いゴールド~淡いコハク
輝き、透明度ともによい

香り
立ちはふつう~ややよい
おだやかに語りかけてくる印象
メタリック よく熟したバナナ バニラ
奥からほのかなホップのニュアンス べっこう飴

味わい
アタックではアルコールが強い
甘さと刺激 オレオ ストロベリーチョコ
舌に広げてロースティー ほんのりとビター
後半はカカオ的に甘い 
ハナに抜いてチョコレートケーキ

余韻
短め あたたかく甘い

ブレンデッドなのでちんたら飲むのは禁物とは前置きしながら
グラスに注いでちょっと置いたほうがビールっぽくはなります。

つい先日、木内酒造さんでクラフトディスティラリー見学といっしょに
手作りビール工房でスイートスタウトを造ってきたのですが
製造途中で随所にカンジたカカオ的な甘さもカンジられ
ラベルの STOUT EDITION というのも納得です。
ニートテイスティングした段階では意外なほど
ビールのニュアンスは弱くむしろチョコレートリキュールフィニッシュ?
ってカンジが強いですね。
ただ、見学に行くバスの車内でメキシコ経由で持ち込んだボトルでは
オンザロックスやハイボールではビールやホップのニュアンスが
色濃く楽しめるのは確認ズミですので
まあ、そうやってピザなんかと合わせるのようになるんでしょうが
しかるべき時期にいいチョコレートとコラボしたらよさそうなのが
確認できたのもまた精密テイスティングの機能のひとつかもしれません。
特筆すべきはこれはかなりやわらかく飲みやすいので
このブログのテーマでもありますが、フラスクに入れての呑みテツ旅には
なかなかよろしいお供になりそうなのもつけ加えておきます。。