赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

マルス 岩井ワインカスクフィニッシュ2014別注品 テイスティングノート

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これは最近リリースされた
2015バージョンの記事ではありません。
3月にリリースされた別注バージョンのノートです。
2015バージョンはひとつ前の記事に書きました。


ひとつ前の記事に6月リリースの岩井WCF2015 について書きましたが
じつはこの3月にインディペンデントで1回リリースされています。
そろそろオフレコもいいかな? と思いますので書きますが
2014年夏にリリースされるべきWCFがどういうわけなのか
蒸留所の樽に一部、入れっぱなしになっていたのが発見され
なんの発表もなく店頭に並び、マルスファンを慌てさせた商品です。
通常品より10ヶ月ほどワイン樽後熟が長く、その分深みがあると。
前の記事と同じ写真ですがキャップピールが2つあるように
ついでに開栓してみたのでノートも書いておきます。
試飲のプラカップで1杯飲んだだけでまだちゃんと利いていませんでした。
ちょうどこの時期、愛好家を50人集めて信州マルス蒸留所へ行く
見学会を企画していて、いっぱいいっぱいで開栓してなかったんです。


テイスティングノート

外観 色
ウイスキーとしては異例に濃い琥珀色 クリアー
輝きはとてもいい 粘性よい
香り
立ちはふつう おだかにたたずんでいる印象
フルーティー やや化学的なストロベリー ミルキー
奥から惹きたてのモルト 古木香 かすかに硫黄
味わい
アタックでとても心地のよいほろ苦さ 追いかけて酸味、甘み
後半はフルーティー、赤い果実、ベリーの盛り合わせ!
あとあじでロースト感 よいシェリー樽の深み チョコレート モカ
余韻
ブレンデッドなり 短い


発売直前、愛好家筋情報としてT所長が絶賛している逸品!
という噂が走りましたが、なるほど、岩井WCFらしいおちつきのある
飲みやすいヴィンテージになったかと思います。
通常品はワイン感のわかりやすい、フレッシュ感が特徴ですが
これに関しては裏ラベルにもあいてあるシェリー樽原酒のニュアンス、
ロースティーさが後半にしっかりと感じられ
ワイン樽で後熟してどうしてもとの原酒が強調されたか?
というのもウイスキーの樽熟成の神秘をカンジます。
まだ初夏ではありますが、秋の夜長にしみじみと飲りたい
味わい深いブレンデッドですね。。