きょう、3月31日は ” 119ファイナル ” と称して
17日のダイヤ改正をもってその前日に引退した
仕事ではあったのですが、この半年間は引退が迫った119がいるうちにと
飯田線全駅下車を目指してきたわけですからここは外せません。
そんなわけで新幹線N700を飛ばし、まずは最終運転が行われる豊川駅へ。
119はきょうが最後だが、乗車できる整理券が完売していたのと
運転後のイベントは豊橋駅で行われるため、鉄道ファンはそう多くはない。
混乱もなく ” ありがとう119ファイナル号 ” が豊川駅2番線に到着した。
超ベテランといった雰囲気の運転士さんのハンドルでファイナル号が発車。
どこで何度聴いても ” 別れの長いタイフォン ” は胸にグッとくるものがある・・・
同乗していた方は肩に三つ星、運輸区の上長なのであろうか。
119の最後に万感の思いを込めて指を振る。
到着した豊橋駅ではレッドカーペットの上でささやかな式典。
JR東海のお偉いさん?駅長?? から運転士に花束が渡された。
地元マスコミ関係者のフラッシュが光る。
運転士の寂しそうな表情がすべてを語っている。
その後、119を前にして短い記者会見。
地元ローカル局のニュースで流れたのでしょう。
式典のあとで119を見つめる駅員の胸中はどんなものだったのだろうか?
運転士さんは花束を長年苦楽を共にした相棒に・・・
これでもうほんとうに119に会えなくなってしまう・・・
式典自体はささやかなものだったが、多くのファンがその最後を盛り上げた。
とうとう通いなれた豊橋駅をあとにする119・・・
ありがとう、そしてさようなら・・・
これは初めて119に出会ったときの1枚。
もともとこの飯田線全駅下車の旅は
119の終焉が間近だと聞いたことがキッカケだったのですが
半年共に旅した119との思い出を振り返ると
なんだかずっといっしょにいた仲間のように思えてきました。
この旅もあともうすこしで終わりますが
その旅の思い出とともにこのかわいい田舎電車119を忘れることは絶対にないと思います。
いままで素敵な旅をありがとう、119・・・