やっと冬の青春18きっぷの期間がやってきたので
先週末、またまた飯田線にいってきました。
辰野~桜町の旧伊那電気鉄道区間は
週末限定の青空フリーパスのエリアから外れているため
18券の期間中でないとなかなか訪問しにくい区間です。
飯田線にはまだまだたくさん味わい深い駅があるのですが
すでに辰野・豊橋の両側から内陸に奥深く入ってしまったので
まだ訪問していない駅へアプローチするのには
時間がかかるようになってきました。
んなわけでもう、のんびり特急でスタートということもできなくなり
最寄の高円寺駅から早朝4:45の始発の中央線でスタート。
全駅下車を目指し、きょうも元気に出発です!
早起きは三文のトク!
鈍行の車窓から南アルプスのすばらしい景色を堪能しました。
駅ロータリーからの風景。
このエリアは廃藩置県の
当時は伊那県に属していて
当時はこの飯島に県庁が
置かれていたということです
こんなにすばらしい景色を
見ながらであれば県政にも
インスピレーションが湧き
きっといい仕事ができた
ことでしょう。
そういう見地から考えれば
遷都というのもあながち
そう悪くもないかもしれない
いきなり駅裏から望む果樹と中央アルプルのすばらしい風景。
抜けるような青空なのに電線さえなければなぁ・・・
乗ってきた電車のなかからずっと
新人車掌の訓練が行われていました。
飯田線は運転士がドア開閉を行い
車掌は下車する乗客の改札業務を
発車前後のホーム上で行うという
特殊なオペレーションを行うため
厳しい訓練を要します。
飯田線車内に飾ってあるパノラマ写真では
この駅がいちばん山の景色は美しいということになっているのだが
実際に行ってみるとけっこう建物が多いためそうでもない。
反対側の景色を望んでも
かなり遠景になってしまうため
やはりそう絶景でもないなぁ・・
駅前には小さいながらも
ベーカリーや喫茶店もあり
線内では貴重な食料補給地。
辰野から工事が始まった
伊那電気鉄道はここいらで
延伸が停滞したため
工事関係者は長期に渡り
ここで過ごしたために
昔は酒場や宿もできて
その期間は繁栄したとのこと
だが、いまではひなびた集落
駅前に柿木畑が広がる
静かな山合いの駅。
テストを兼ねているので電車待ちの長い時間に散歩がてら
いろんなものを撮ってみた。駅前の柿木畑に残った熟しすぎた柿の果実は
中間色の発色を確認するのに絶好のモチーフ。
絞り開放時の背景のボケもとばし目の露出を加えるといいカンジだ。
( M .ZUIKO DIGITAL 14-24mm F3.5-5.6 絞り開放 1/2000秒 )
こんかいの旅でのいちばんのヒットはこの伊那田島駅!
高所に位置するまわり360度をすべて果樹園に囲まれた
鉄道の桃源郷のような駅です。
こういう季節なので葉の落ちた果樹の風景ですが
花の季節や実りの季節にぜひ、かならずもう1回訪れてみたい。
駅構内で分岐する線路は道路からアプローチできるようになっています。
まだ飯田線が貨物を扱っていたころは
きっとここからたくさんの果物が出荷されていたのでしょうね。
石の質感はどうでしょうか?
と、夢心地に浸っていたら
そこにトンでもない車両が現れたっ!
( # 56/94 11/12/23 )