スペックでウイスキーを飲むということをほとんどしませんが
さいきん行き始めた小さなBarのカウンターでこれを見たとき
ギョッ！ としました。
記憶によればコレはたしか5000円くらいなもんなのに
高騰してるアイラでしかも蒸留所名公開は表題のとおり。
しかも若女将によるとカスクストレングスだという。
さっそくスマホで注文すると同時に利いてみたら・・・
・外観・色
ヤングアイラらしい麦わら色、輝き、透明感ともによくはない
・香り
立ちはよい 静かに訴えかけてくる印象
ピートのニュアンス 暖かい日の漁港の香り
浜辺で干物を焼いている ファンタレモン
奥から焚火の燃えさし レモンキャンディ
アルコールの刺激 ミント、メントール
・味わい
アタックはリッチ 濃厚な塩レモンキャンディ
上顎にパンチが突き刺さる、これぞカスクストレングス！
オイリー ハナに抜いてピートのニュアンス
浜辺の焚火の炭
・余韻
キレイとはいえないヨード 焚火に水をかけた臭い
日なたに打ち上げられた海草
まだ４月だけど間違いなく今年前半のＣＰオブジイヤー。
ウイ検ボトルとかもそうだけど最近のいいカリラにある
ちょっとワイルドなピート感がギンギラギンってカンジ。
これぞカスクストレングスと満足できるパンチの強さもあり
満足度の高い１本。複雑だし値段を考えなくても充分旨いけど
値段を考えてソーダ割りにしてもこれからの季節にナイス。
もうすでに若いバーテンダーのあいだで静かなブームみたいですが
いまさらながら今年最初の これウマ認定 としたいと思います。
セレブのみなさんはともかく庶民感覚という但し書きはつけますが。。
