赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

Jameson Sine Metu Master Class

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月曜日に南青山のNARFさんで行われたジェイムソンのセミナー、
Jameson Sine Metu Master Class に参加してきました。
Sine Meto とはジェイムソンのベストバーテンダーグループで
特にジェイムソンの知識とカクテル技術の高いバーテンダーです。
NARFの
斎藤恵太さんは今年、アイルランドであった大会で
優秀な成績を残し、Sine Meto になられた方で
今回は年数表記ボトルがNA表記のゴールドリザーブ、セレクトカスク
リニューアルしたことから、それらをベースにしたカクテルの技術を
シェアしましょう、という主旨のセミナーでした。

がっ!

Facebookで募集されていた記事にはそんな詳しいことは書いてなく
まあ、よくあるアンバサダーセミナーでしょ? と申し込んだ酔星さんは
完全に場違いの門外漢さんになってしまい、
かなりレベルが高いバーテンダーさんたちの中で完全に浮いてしまいました・・・

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が、前半戦はまずアイリッシュとしてのジェイムソンの理解ということで
通常よくあるテイスティングと解説が行われました。
アメリカン、スコッチとの違いを説明してくれたのは
ポールリカールのジェイムソンブランドアンバサダー、エミさん。

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アイリッシュといえど世界的な原酒不足の波からNA化は避けられないようで
現行のジェイムソン18年はこのゴールドリザーブに変更されるとのこと。
特徴としてはアメリカンホワイトオークの新樽原酒がヴァテッドされている
ということです。アイリッシュもこのクラスになると日本人には親しみにくい
独特のオイリーさも大丈夫なレベルでバニラが表に出てきて好印象でした。

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こちらは現行のジェイムソン12年から変更されるセレクトリザーブ

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さまざまな構成原酒も試飲提供されたのですが試してみると
上のセレクトリザーブもレギュラーのジェイムソンでさえも
構成原酒中でのシェリー系の比率はかなり高いであろうことがわかりました。
これが今回いちばんの収穫。。

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まだサンプルがないのが残念だったのですが、本国ではリリースされ
現在とても人気だというのが右のカスクメイツ。
ビールの国らしく、ビールを醸造後の樽でフィニッシュしたものとのこと。
アンバサダーのエミさんもこれがいちばん好きだということで
たいへん興味をそそられるボトルであります。
左のスタウトはカスクメイツを払った樽でもう1回ビールを醸造
さらにその樽でウイスキーをフィニッシュしたという凝りに凝ったモノ。
フィニッシュ好きとしてはたいへん興味があります!

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あと新製品としてはワイルドスローベリービターズ
バーテンダー向き食材ですね、けっこう強烈でした 笑

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ここから先は2つの新製品を使ったカクテルの提案の時間で
マチュアの酔星さんはただの見物人になるしかありませんでした。
まず、柑橘の清涼感のようなニュアンスを持つジェイムソンの個性を活かそう、
ということで、ライム果汁やさまざまなシトラスフレーバーをフューチャーした
シンガポールスリング
斎藤恵太さんのお家芸は横浜在住ということで
中華街で仕入れるさまざまなオリエンタルスパイスを使い分けることで
これにも擂ったドライジンジャーが振りかけられています。
自分的にはいちばんよかったカクテルでした。

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アイルランドも紅茶文化ということでアールグレイを使ったオールドファッション。
これも八角が添えられていますね。

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こちらはジェイムソンベースのウイスキーサワー。
やはりシトラスやオリエンタルが効いています。


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斎藤恵太さんがアイルランドのコンペティションに出品したという
オールドファッションド・リビングルーム、上位入賞作品です。
ニッポンのお茶の間をイメージしたという ” カクテル ” です。
わたしも何度かイギリスへいったときにいろんな場面で経験してますが
イギリス文化圏の人はちょいちょいアジアとの接点があることから
オリエンタルフレーバーにものすごく敏感、ある意味神秘性を感じている。
そういう彼らにはこれはたまんないんでしょうね 笑
添えられた和菓子によっての ” 口中調味 ” で完成させるという
ニコラシカのような発想が見事な逸品です。

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さらにもう1品、エミさんが説明しているカクテル、、というか
新しい飲み方というか、やっぱりカクテルかなぁ・・・

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やっぱりこれもカクテルですね!
というか、いまニューヨークを始めとした欧米のバーシーンで
たいへん注目されているのがこの ” ピックルバック ”
ショットグラスはレギュラーのジェイムソン、プラカップはピクルス液 !!
閉店後のバーテンダーたちが余興のように飲み始めた飲み方だそうです。
まず、ショットのジェイムソンをイッキ呑みして胃に留めた状態を
となりのピクルス液で洗い流すというイメージです。
ちょっといろいろ試しましたが、ジェイムソンが食道を流れてるウチに
上からピクルス液を流すというイメージで飲んでみると
たいへんにフレッシュでスゥイーティーな味わいになりました。

わたし、たいへんコレ気に入りまして、いま冷蔵庫でピクルス壜冷えてます!

と、ちょっと場違い参加をしてしまいましたが
なかなか親しむ機会のないアイリッシュのヒントをいろいろいただき
自分的にはとても興味深い時間となりました。
NARFの
斎藤恵太さん、ペルノリカールさん、ありがとうございました。。
















































































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ジェイムソンのシンボルマークはこのバレルマン
彼らがいなければジェイムソンは存在しないということで
とても大切にされているマークなのだそうです。
ジェイムソンの入ったチョコレートにピンズがつけられてるという
チャーミングなプレゼントをいただきました