赤い酔星 通常の3倍酔っ払いながらのウイスキー&テツ旅ルポ

鉄道旅とウイスキーあっての楽しく豊かな人生であります。。

ボトラーズ フェスティバル 2014 にいってきました

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昨年末のウイスキーフェスティバル東京に続いて開催された
スコ文研主催のボトラーズフェスティバルにいってきました
実は前日にスコ文研でセミナーを受講し直前情報を聴いていて
なんでも会場はおそろしく狭いらしい、
しかも前売りは鬼のように売れている! とのことで
できるだけ混まないうち、早くいかないと芋洗い状態になるよ・・・
とY氏に伺い、オープンの11時に到着しました。

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11時ぴったりくらいに到着するとすでになかなかの列ができていて
会場と同時に芋洗いではないもののすぐにけっこうな密度に。
そこで冷静に会場を見渡した結果、左回りのほうが空いていたので
効率よく回るためにこちらを選択。
まずはまいどおなじみスリーリバースさん。
ちょっとわかりにくいラベルが難点なのですが
the Ten というボウモアがなかなかよかったです。
例の磯っぽさ+コクのあるレモンキャンディーってカンジ。

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おとなりはシルバーシールの業者さん
あんまり混んでなかったのは全品有料試飲!!
しかもハーフで500円ってのはバー並みのお値段じゃあ・・・
いきなりテンション下がりめの赤い酔星さんです
そんな中で試したベンリネス15年1998は
ウチにあるストロナチーよりも芳醇でよかったです。
ベンリネスの方向としてカラメル、ロースト香、ピーティー
が確認できたのはまあ収穫だったかな

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最初のコーナー回っておとなりは
こちらもなかなかいいお値段だが
ほとんど無料試飲でコメントが詳く
ブースのお姉さんは明るく元気!
しかも商品をよく理解しているし
今回の高感度ナンバーワン!
ここでは左奥にあった
ほどほどのパフューミーさで
気に入りましました。


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そのおとなりは今回ちょっと元気がなかった武蔵屋さん
お店の性格上、オリジナルがないのでしかたないか・・・
が、そこは良心的な商売が身の上なこのお店、
ボトラーズものという性格上、他の業者とボトルがダブってることもある
リキッドサンのベンリアック22年1991水牛マークは
他の業者もあつかっていたがあちらは30mlで100円の有料試飲で
こちらは無料ででっかいカップにいっぱい入っていた
印象としてはグリーンノート、グアバ、あとあじスッキリ、バランスよいモルト


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そのおとなりは有名なBBR
こちらは印象に残るシングルモルトはかなり高価だが
Berry's Reserve Speyside というヴァッテッドモルトは5000円とお値ごろ
スッキリ華やかエレガントといった印象
会場でお会いしたサウスパークの田中さん曰く
” この値段で家飲みにするならお買い得! ”


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もひとつコーナーをまわってのおとなりは横浜燻製工房さん
ウイスキーは原料であるモルトが燻製のようなものだし
燻製製品とはナイスマリアージュになることが多いのでいい出展だと思う
専門店のわりには全体的にライトスモークといった印象
牡蠣の燻製はアイラものに、蛸はマリネにして白州にいいと思う
あと、イチジクの燻製というのが興味深かった
マルスあたりは山の果物フレーバーのものが多いのでマリアージュに重宝しそうだし
なにより香味表現でよく出るイチジクの味わいをわかってる人は少ないと思う
その確認が秋だけじゃなくいつでもできるのはありがたいな
ここは要チェック!


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ステージをはさんでおとなりは長和町かな?
これもモルトのマリアージュによく使われるドライフルーツの展示
だが残念ながら生活習慣病患者には糖度が高すぎるので私はパス


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そのおとなりはスコッチモルト販売さん
今回、ハーフ12mlで500円なんていう有料試飲が多い中
100円で30ml というのは良心的なハズだったが
どっこい武蔵屋さんはおなじボトルを無料でもっと多く飲ませてくれた。
ここいらあたりがボトラーズのおもしろい部分かな

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しかし
私の印象とぜんぜん違うことが
書いてあるのが気になる・・・!




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そのおとなりは知る人ぞ知る大阪の酒屋さん
SAKE SHOP SATO さん
街中の普通の酒屋さんですが積極的にオリジナルボトルをリリースしています。
とりわけ今回目を引いたのがタイムリーなグレンキースの桜ボトル、
これを買って帰ったバーテンダーさんは多かったんじゃないでしょうか!
が、わたしが気に入ったのは大好きな江井ヶ島酒造のバーボンバレル
1stフィルなのかなぁ、いままで飲んだあかしのなかではいちばん香りが強い。
ネーブルオレンジの香り、口に含んでバニラ、お約束の潮っぽさ、甘辛い余韻
カスクストレングスというのもあるがコントラストのハッキリした風味
これはけっこう在庫があるようなので注文してみよう。。


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3番目のコーナーをまわっておとなりはケイデンヘッド
ケイデンヘッドはどうも個性がハッキリしないものが多く苦手だ
そんなわけで今回も印象に残ったものはナシ

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そしてわれらが信濃屋さん!
ここでいきつけのバー、サウスパークの田中さんにばったり出会う
お互い信濃屋オリジナルの大好きなのにここで出会うとはなんたる偶然。。
画面左の世界的バイヤー、北梶氏とお話しながらで全てのボトルを試飲するが
ぜんぶうまい!しかも開栓してない4.7万円のグレングラッサ以外は全部無料試飲!
ケチでいうわけじゃないが展示会なんだからこれが当然だと思う
なかでもよかったのがケイデンヘッド・ダルモアforSHINANOYA
白州12年をライト&素朴にしたような印象、
だがあの値段で飲みやすかったらすぐなくなっちゃってたまんない 笑
もっとよかったのがボウモア the Sun と the Moon 。
Sun はまず軽く磯っぽさ、それから地中海の柑橘っぽい押さえたフルーティー
口に含んでアルコールがチクチク、これがおひさまキラキラなの?
って北梶さんに聞いたら苦笑してました 笑
Moon がおもしろいのはボウモアなのに香りでまずフルーティー
生のアメリカンチェリー、赤い食用ぶどう、で、あとから磯っぽさ。
ふつうは磯っぽさが先でフルーティーはあとですよね、ボウモアは。。
口に含んでシェリーをともなってしっかりヨード、ハナにフルーティー
Moonはラフロイグの Moon がとてもよかったこともあり
いまさっきSHINANOYA NET SHOP で買いました!
このイベントに合わせて陰陽対になるボトルをリリースするとはさすが信濃屋さん!


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こちらは中央ブースにあった
Whisky World誌テイスター有志による試飲コーナー


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その裏手にあったスコ文研久留米支部のブース
元気な女性がチラシを持って宣伝にきてくれたのでよく見てみると
ぬ、ぬぬぬぬっ、これは博多にあるバー樋口の白州1989 10Anniv.!!
おととしのワールドでイヤーボトルになったもの。
旅好きな私はJR九州へ乗りに行ったらぜったい行こうと思っていた。。
しかもチラシには売り切れながら1本5万円とある。
それがハーフ500円ならすっごく安いじゃないか!!?
しかもブースの人は目分量でドボドボ注いでくれた・・・?
カップに近づいてみると素晴らしい甘い芳香、
これは芋洗いのなかで立ち飲みするようなモルトではない。
人込みをかきわけてロビーで座って味わいました
貴腐ワインのような甘くて強いフルーティーな香り
口に含んでやはりふわっとしたフルーティーな甘さ
パッションフルーツ、焼きリンゴ、スムーズな余韻、
これは山崎蒸留所にある山崎1984と双璧を成すような銘酒ですね!
また九州で飲みたいのですがいったいショットでいくらなんだろう?
この日はこれだけで大満足でした。。







































































































































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これはスコ文研のブースです

みなさんはこれを見てどう思われますか?

有料試飲1000円とあります。

そりゃ、ここには高価ないいボトルがあるのはわかっていますが
ここは主催者のブースです。
前売りで入場料3500円、当日では4500円払って
会場内では有料試飲の比率があまりにも高い、
が、それはほとんどハーフ500円くらいなのになぜ主催者が1000円??
もっと高価なボトルを500円とか無料で出してるブースもありました。
おまけにあの芋洗い状態、昼食後に入り口に立ち
あまりの人混みと暑さにそこで切り上げることにしました。
おまけに午後は品切れで試飲できなかったボトルも多かったと聞きます。
他のフェスティバルでも毎回芋洗い状態です。
入場者数は実際のところ読みにくい部分もあるでしょうが
過去のデータから前売りと全入場者数の比率はわかっているハズですから
前売りの数は制限が必要だったんじゃないでしょうか?
あるいはウイスキーに直接関係ないブースの出展の再考?
スコ文研の書籍などはロビーにでも移すとか
多すぎる水捨て場を減らすとかすれば芋洗いは改善できます。
また、何種類も試飲するひとでブース前が混雑するなら
強い業者のブースはスペースを多く取るべきですがどこも同じスペースなのは?です
わたしもイベント主催の経験は多くありますが
そろそろイベントのプロに運営を依頼する時期にきているのではとも思います
























































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フェスティバルボトルはかわいいラベルでしたね!