この写真は11月にお座敷列車485系 宴 に乗ったときのものです。
その日のツアーは鉄道アイドル木村裕子さんが毎年行っているツアーに
スタッフが4名乗り込むという趣向だったのですが、little TGV では
” 寝台特急トワイライトエクスプレス ” と称してこの竹鶴12年を扱っています。
本格的にモルトを呑むようになる前からじつは身近にあった1本でした。
テイスティングノート
外観・色
琥珀色 透明度は高い
香り
立ちはかなりいい 注いだときから華やかな香りが部屋に漂う
最初にハナを近づけたときにバタースコッチケーキ
次にフローラル、黄色い花のニュアンス 麦の甘い香り
だいぶ奥のほうからプラム、バレンシアオレンジ
味わい
前半、華やかな甘さ、麦の甘さ まんなかから後半で樽のニュアンス
ハナに抜いてややスパイシー、
後半から余韻に行く途中で斜めに泥炭、ピートが一瞬よぎる
余韻
マイルドにスパイシー、細く長い
残念なことに9月に竹鶴ノンエイジが発売されたのに伴い終売になりました。
あたらしいノンエイジは酸味がほとんどなく、まったく違うモルトになりました。
裏ラベルにもあるようにNIKKAなので余市と宮城峡を合わせたもの。
私がお気に入りの1本です。
竹鶴を理解するにはすこし前に書いた 余市・宮城峡ノンエイジを
経験しておくとすごくわかりやすい。
宮城峡は華やかなフローラル&樽。
宮城峡では華やかで飲みやすいもののフローラルがやや華やかすぎて
食中酒としては醤油の風味とケンカしてしまうので合わせるものが限られる。
余市は第一印象としては主張が前に出ないので何にでも合わせられるけど
それだけで飲んだらややわかりにくい。
で、竹鶴は基本は宮城峡の華やかさとしながらも
そこに余市のおちつきをプラスしてどのシチュエーションにも
破綻のないスタイル、理想の食中酒を目指したバッティングモルト、
ということで間違いないと思います。
竹鶴12年はスキットルから出した瞬間、” ああ、いいなぁ・・・ ” と思わせる
この華やかな香りは呑みテツとしてサイコーな1本。
500mlで1500円、700mlで2200円くらいの価格はお買い得です。
市場在庫がなくなるまでの期間、もう少しのあいだ楽しむことにしましょう。。
竹鶴17年 テイスティングノート
http://blogs.yahoo.co.jp/iida200/16366214.html
竹鶴17年 テイスティングノート
http://blogs.yahoo.co.jp/iida200/16366214.html